インナーチャイルドが待っている!

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概要:
インナーチャイルド, ホメオパシー

10インナーチャイルドを見つけるために感情はなくてはならないものです。まずは感情とは何かについて考えてみたいと思います。感情は、もともと生きるための原動力であったと考えられます。たとえば生存が脅かされる事態に対して、〝状況を変えるべく立ち向かう力(怒り)〟、〝状況を回避する力(恐れ)〟、〝状況を受け入れ乗り越える力(悲しみ)〟を与えてくれます。つまり感情は、「生き延びたい」という本能的な欲(=目的)が、それを否定される事態に遭遇することで生じるのです。これが感情の起源といえるでしょう。しかし、アダムとイブが楽園を追放されて以来、肉体の生存のためではなく、自我の生存のためにも感情が使われるようになりました。自らの抱える欲(=目的、たとえば優れた人間になるなど)によって、自我を否定される事態に対して、やはり〝立ち向かう(怒り)〟、〝回避する(恐れ)〟、〝乗り越える(悲しみ)〟といった行動を起こすための原動力に感情が使われてしまっているということです。これは感情の誤用ですが、現代人はたくさんの我欲を抱え、その結果、感情が乱用感情とは何か