ブックタイトルインナーチャイルドが願ってる!
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インナーチャイルドが願ってる!
20たとえば、子どもを叩いてしまう自分に罪悪感をもっている母親の場合、そこには「子どもを叩いてはいけない」という価値観があるはずですから、まずはその価値観を外すことから始めます。最初に、子どもを叩く自分は駄目だと思ってしまったきっかけを考えます。子どもを叩いたときに、人から「ひどい、子どもを叩くなんて虐待だ!」と言われた、テレビのコメンテーターが「子どもを叩く親は最低ですね。そんな人は親の資格がない!」と言っているのを聞いた、など具体的なきっかけを思い出しましょう。「子どもを叩くこと=悪」という価値観を受け入れたときのことを思い出したら、次にその価値観により否定され悲しんでいる自分(インナーチャイルド)を見つけます。この例においては、インナーチャイルドは大人になってから形成されたものですので混乱しないでください。価値観の上にさらなる価値観があり、ふたをしている形なので、まずは外側の価値観から外していく必要があるということです。インナーチャイルドを見つけることができたら、その悲しみに共感し「あんなことを言われてつらかったね。苦しかったね。そして、子どもを叩かないようにがんばったね」と声をかけてあげます。そして、「本当はどうしてほしかったの? あるいはどう