更年期を通して霊化する女性

更年期を通して霊化する女性 page 25/34

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概要:
更年期を通して霊化する女性, ホメオパシー出版, メリッサ・アシレム著, 由井寅子訳

23 中に潜む優秀で力強い面は、私たちの社会の目から隠されてきました。 私が診療の現場を通して目にするのは、子供の擁護者としての役目を終え、新たな役割を得ようとしている女性たち、または母としての役割に決別し、それ以外の選択を決断したときの女性たちの葛藤です。彼女たちは「空の巣症候群」という非難めいたレッテルを貼られ、勇気をそがれてしまいます。このような事実そのものが、私たちの社会がいかに高齢の女性の大切さを黙秘しているかの表れであると言えましょう。そこにあるのはこの力に対する多大な恐れであり、彼女たちの巫女的潜在力と美を覆い隠すためにさまざまな仮装が行われるのです。こうした恐怖に打ち勝つためには、この恐怖が何であるのかを理解する必要があります。これに対する知識なしには、私たちは賢明な選択をすることができないからです。 更年期にある女性のほとんどは、実際には医療の援助を必要とせず、また、更年期を病気とみる必要もないのです。私自身、過去においては更年期を病気と勘違いして薬剤を処方していたことがあります。彼女たちがさまざまな問題を抱えて私の所に助けを求めてくるのは、自分たちが経験している体の変化が原因であるという不文律をもとに考える癖がついていたのです。これは誰もが陥りやすい罠で、その罠に引っかかったのはもちろん私だけではありません。こうした考えは、私たちの社会の生物/医学、社会/心理学分野における専門家の間の常識と