更年期を通して霊化する女性

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概要:
更年期を通して霊化する女性, ホメオパシー出版, メリッサ・アシレム著, 由井寅子訳

24なっているからです。更年期というのは、このような変化の過程において体調を崩してしまう少数の女性の症状であると定義づけられてきました。そして、こういった「臨床治療」を必要とする少数派の女性が、他のすべての女性の診断基準となってしまいました。医療産業は、首尾よく更年期を「疾患」として喧伝してきたわけです。この世に生まれ、家族との絆を得、連携し、成長し、初潮を迎え、和合し、子育てをし、再び独りになり、更年期を迎え、年をとり、より大胆になり、死んでいく―これらはすべて、自然の発達過程であります。 女性は、この過程におけるエキスパートと言えます。悲しいことに、最後の数百年を除いては、およそ過去6000年もの間、女性自身の声が聞かれることはありませんでした。その代わり、女性についてのつくられた神話がそのまま語られ続け、ますます確固としたものとなり、これらの通過儀礼にどのように対処すべきかについて指導できる専門家が必要となったのです。つい最近になって医療産業が更年期を大きく取り上げるようになり、それによって、私たちのほとんどが更年期というのは危険な時期であるという認識を持つようになりました。その大きな要因は、今後約20年の間に、アメリカだけで約4千万人の女性が更年期を迎えると算出した人がいたからだと思われます。これは医療産業にとって、未開発の金鉱を意味しました。私自身、今まで更年期という課題を棚上げにしてきた感があります。多くの女性たちが私の元を訪れま