更年期を通して霊化する女性

更年期を通して霊化する女性 page 28/34

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概要:
更年期を通して霊化する女性, ホメオパシー出版, メリッサ・アシレム著, 由井寅子訳

26る女性たちであり、彼女たちの話をじかに聞くことが大事になってきます。 本書の中で、私は、こうした転換期における女性の問題への対処方法を説明していくつもりではありますが、心していただきたいのは、更年期というのは女性の生涯における全く自然な過程であるため、基本的には私たちホメオパスも、そして医療専門家たちも、そのための治療が必要であると思い込んでほしくないことです。代替療法の多くは一定の医学的モデルを基盤としていますが、その中でもホメオパシーはおそらくその傾向が強いように思われます。ここで、いくつかの問題点が提起されます。私たちは、19世紀に医師として働き、その当時の医学を学んだ人たちによって書かれた書物を読み、それから医学の知識を得ているわけです。私たちにとって、こうした当時の誤解や女性の生涯に対する曲解を少しずつはがしていくことは、時として容易なことではありません。 書店の棚には、おびただしいほどの更年期に関する書物が並べられています。私が気づいたのは、この種の書物の表紙を飾る女性たちが、新しいタイプの「中年の女神」的な姿をしていることです。彼女たちはほっそりとしていて、しわもなく、ぜい肉もなく、実際のところ35歳くらいにしか見えず、HRTや生薬には、まるで時間を止める奇跡の力があるとほのめかしているようです。腰の曲がった惨めな高齢者の女性のイメージは、更年期障害の薬剤の販売用と