更年期を通して霊化する女性

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概要:
更年期を通して霊化する女性, ホメオパシー出版, メリッサ・アシレム著, 由井寅子訳

28ため体内のホルモン生産に大きな変化が生じます。女性胎児が5か月目を迎える段階で、その卵巣は6百万~7百万の未発達の卵胞を有し、その後に新しい卵胞が形成されることはありません。実際、この数は私たちが誕生する時には2百万に減少してしまいます。そしてこれらの卵胞のうち、成熟卵として発育するのはわずか300~500個にすぎません。私たちの体には、誕生から48~ 51歳くらいで卵子の生産を終え、月経が消滅することが遺伝的にプログラムされています。この年齢に達する女性の多くはすでに力が低下していて、複数の子供を持つ女性の場合、最後の子供の出産から数年後にこの時期が訪れるようです。一部の研究者たちは、閉経後の数年間は、最後の子供を成人させ、そして幼い孫の世話のための重要な時期であると提唱しています。一部の狩猟採集民においては、女性たちは最後の子供を3~ 10年の間授乳し、授乳性無月経の期間内に更年期に入ると言われています。もしこれが事実だとすると、オキシトシンその他の授乳性ホルモンの存在によって、更年期がより楽に過ごせることになるでしょう。  この後に続く章においては、現在起きていることの背後関係を把握するために、女性史からいくつかの教訓を提示していきたいと思います。私たちは、ともすれば切り離された空間に生きているかのように思いがちですが、それは特に女性の歴史が記録されることなしに消滅して