スピリチュアル・マテリア・メディカ 第1巻

スピリチュアル・マテリア・メディカ 第1巻 page 13/30

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概要:
スピリチュアル・マテリア・メディカ 第1巻, ホメオパシー出版, ユブラジ・シャルマ著, 二宮美幸訳

11はじめにホメオパシー医学は、現在、そのマテリア・メディカ、レパトリー、そしてヘルスケアにおいて、大きな変革の最中にある。ホメオパシーは、薬草療法、オステオパシー、カイロプラクティック、鍼灸・中医学と並ぶ、補完・代替医療(CAM)の分野の主流の1つである。ホメオパシー実践者のなかには、これらの分野や、ヒーリング、リフレクソロジー、カウンセリングなどの研修もさらに受ける者も多い。そのため、マテリア・メディカにも、統合的なアプローチが要求されている。古いものも、新しいものも、レメディーは、他の分野のなかで理解される必要がある。これは、プロとしての道を開拓し続けることのみならず、患者の助けとなるための、より効果的で有益な治療の基盤となるものである。本書の目的は、151 のレメディーのプロフィールについて、アントロポゾフィー医学、占星術、頭蓋仙骨療法、中医学による診断を統合することにある。もしも実践者が、これらの分野について、十分に研修し、技術を身につけていたとすれば、バイオグラフィー、カルマ、患者の健康状態に関して、よりいっそう包括的なプロフィールをまとめあげることができるであろう―そして、バイタルエネルギーに基づいて、レメディーを選択できる。サミュエル・ハーネマンは、個々の健康におけるバイタルエネルギーの役割について論じている。ホメオパスは、バイタルエネルギーのなかに、より深く入っていく必要があり、そうすることで、精妙なバイブレーションの法則を理解することができる。問診により得られた症状から、レパトリーを用いて、最同種のレメディーがわかることも真実である。この昔ながらのアプローチに、何ら本質的な間違いはない。しかしながら、私は本書で、レメディーのエネルギーや、スピリチュアルなパターンを探求することの有効性を明らかにし、それによって処方の効果が上がることを信じている。本書を読むにあたり、他の療法の範疇において、これを完全に理解することは、重要ではない。それよりむしろ、他のエネルギー、例えば、占星術のプロフィールにあるものを、意識化することが重要である。これは、その段落について瞑想する、あるいは、そこに描写されているものの形、色、感覚を視覚化する(その人の霊能力に左右されるが)ことから可能になる。魂に読みとらせれば、おそらく言葉のなかの思考形態が、印刷された誌面から飛び出してきて、その多くが超意識レベルで、精神のなかに入るであろう。そのようなエネルギーが、体内で処理されてしばらく後に、そのレメディーのより深い本質の、啓蒙的な理解が生じる可能性がある。