スピリチュアル・マテリア・メディカ 第1巻

スピリチュアル・マテリア・メディカ 第1巻 page 17/30

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概要:
スピリチュアル・マテリア・メディカ 第1巻, ホメオパシー出版, ユブラジ・シャルマ著, 二宮美幸訳

15本書の使い方変わった、稀な、特有の症状ホメオパシー哲学においては、最同種を選ぶ、あるいはレパトリーを参照するうえで、このような症状が、精神症状よりも重要とみなされている。それは、そこから得られるバイタルエネルギーの障害についての表現が、より際立ったものだからである。これらの症状は、他の症状に比べ、最も独特である。おのおののSRP(変った、稀な、特有の)症状について詳しく説明する余裕はないが、バイタルエネルギーが障害されている様子については、確実に触れている。例えば、Aconite の感覚のSRP には、脳が熱湯で攪拌されている、というものがある。これは、明らかに脳内の代謝過負荷であり、脳内の炎症(髄膜炎または脳炎)の結果として神経機能のひずみが生じていることに言及している。精神症状レメディーが、肉体の病理や、排出に基づいて用いられる場合には、精神症状は完全には適合しない。したがって、特定の場合に参照されることになる。例えば、病気が肉体と精神の局面の間で動いているときに、その精神症状のプロフィールは、患者の病理のそれ以前、あるいは以降の段階に適合する。総体症状と部分症状これらの2 項目は、使いやすいよう組み合わされている。レメディーの総体的な特徴には、個々の身体的特徴については全く触れられていないが、それは患者の健康状態に幅広く適用できるものである。部分症状は、バイタルエネルギーの障害の影響が表れている特定の場所について言及している。したがって、痛覚の高まりは、総体症状であり、手の痛みなど、特定の痛みの徴候は、部分症状である。症状の記載に、特定の順序は設けていないが、主な症状は、項目の最初のほうに位置づけられている傾向がある。症状のルーブリックを、頭部から下方に向かう順番で記載するという、一般的な手法には、従っていない。その代わり、症状の多くは、身体の解剖生理によって、整理されている(例えば、あらゆる心血管の症状には、心臓の症状や、末梢循環からの症状も含まれている)。