スピリチュアル・マテリア・メディカ 第1巻

スピリチュアル・マテリア・メディカ 第1巻 page 20/30

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概要:
スピリチュアル・マテリア・メディカ 第1巻, ホメオパシー出版, ユブラジ・シャルマ著, 二宮美幸訳

18Aconitum napellus科 学 キンポウゲ科、学名Aconitum napellus、通称トリカブト(A. napellus)、ウルフズベイン(A. lycoctonum)(オオカミの毒)。ヨーロッパや北方の、気候の穏やかな地域、湿った牧草地、森林地帯、標高1,000 ~ 2,000 m 級の山地に広く分布している。多年生の草本植物、草丈1.5m。花は左右対称、軸は1本(双同側型)で、系統発生学的に古い、他のキンポウゲ科の種とは異なり、花が前に垂れている。7 月から9 月初旬にかけての夏の盛りに、ヘルメット形をした、インクのように青い花を咲かせる。根には塊根がみられ、異常な位置に生じる子根からは、次の季節の茎が伸び、元の親根は死ぬ。一般に、湿った環境を必要とし、日照りで枯れる。毒物学植物全体に毒性があり、アコニットアルカロイド、ナペリン、(アコニット酸、コハク酸などの)酸、ドーパミン、ノルアドレナリンを含有する。後者の2 成分は、交感神経系の興奮誘発薬と、中枢神経系の神経伝達物質である。最も毒性が強いのは根である。どの部位も、人間が摂取すると、そして敏感な人の場合には植物に触れるだけでも、中毒症状を起こす。主な症状は、嚥下障害(のみ込むのが困難)、過剰な唾液分泌、散瞳、または縮瞳(視界のぼやけを伴う)、筋肉の衰弱、息切れ、心不全、不整脈、低血圧症(めまいを伴う)、ひきつけ、虚脱、精神的な恐怖とパニックなどである。即効性があり、あらゆる文明や歴史の局面で、毒殺や狩猟に用いられてきた。医学的には、鎮痛薬と発汗誘発に使用されてきた。スピリチュアル植物毒の性質アルカロイド毒は、植物界で生