スピリチュアル・マテリア・メディカ 第1巻

スピリチュアル・マテリア・メディカ 第1巻 page 7/30

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概要:
スピリチュアル・マテリア・メディカ 第1巻, ホメオパシー出版, ユブラジ・シャルマ著, 二宮美幸訳

5日本語版監修者まえがき2007 年10 月、シャルマの講義のあった英国スクーリングの興奮が冷めやらぬまま日本に帰ってきた私は、時差ぼけで眠れないこともあって、一晩中取り憑かれたようにシャルマの『スピリチュアル・マテリア・メディカ』を読むなかで、これまでの断片的知識が有機的につながり、新しい意味をもって輝きだしたのであった。そういう意味で、本書は時空をつなぐ壮大な生体エネルギー体系ともいえるものである。実際、この壮大な絵巻物のような生体エネルギー体系によって、本書は今も多くの発見と深い洞察を私にもたらしてくれている。こうして知的にそして霊的に満ち足りた私は、やっと明け方眠りにつくことができたのであるが、そのときの興奮が懐かしく思い出される。また、私は常々自殺者の多い日本人には死の教育をしっかりやる必要があると考え、どのようなレメディーが死と関係するのか知りたいと思っていたが、本書を読むことでそれがわかっただけでなく、生理学・病理学・解剖学も含めた霊的側面のさまざまな疑問に対してもぎっしりと答えが入っていて、目を輝かして読んだものである。人は生まれ、最終的には誰もが死んでいく。その中で、このマテリア・メディカが、人間がどう生きたらよいのかのヒントに満ちていることに感銘し、本書の出版を決意すると同時に、シャルマを日本に招聘し講義してもらうことを決めたのである。こうして2008 年11 月にシャルマが来日し3 日間の講義を行ったのであるが、その圧倒的な内容に対し、学生からの支持も圧倒的なものであった。ホメオパス、医師、鍼灸師、スピリチュアリストとしての側面を持つシャルマの講義は、ホメオパシー医学・現代医学・東洋医学・神智学・人智学・霊的な病理・生理学が一体化した明瞭完璧なものであった。霊体が肉体へ受胎するまでのメカニズム、前世の病気・祖先の病気・祖先の未浄化霊が現世の我々に及ぼす影響、具体的な臓器の疾患に対する五行・チャクラ・生化学・気の流れからの分析と、陰陽のバランス・アストラル体・エーテル体の病理に基づいたレメディー処方、惑星と人体のエネルギーの関係、惑星と人間の進化の関係、スピリチュアル史と人類人種に関連したマテリア・メディカとレメディーの研究、アーリマンとルシファーが人類にもたらす罠、アトランティス時代のカルマとそれらを解決するための霊的マテリア・メディカの知識などなど、興味深いトピックスの連続する講義に満員の会場は大いに湧いた。さて、本書で述べられているレメディーの原物質の霊的本質や人体の霊的生理学・病理学・解剖学は、シュタイナーの人智学を基礎として、シャルマによるチャネリングや直観によってとらえられたものかもしれないが、それはシャルマがオックスフォード大学医学部を首席で卒業するほどの医学的知識と知性をもっていたから、さらに科学・占星術・東洋医学、そしてホメオパシー医学に関する深い理解があったからこそ得られたものであると言えるだろうし、また、それらの裏付けがあって述べていることだとも言えるだろう。それゆえにシャルマの語る霊的生理学・病理学・解剖学には説得力があるのである。