愛は治癒力を活性化する

愛は治癒力を活性化する page 22/38

電子ブックを開く

このページは 愛は治癒力を活性化する の電子ブックに掲載されている22ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。

概要:
心理学, 心理療法, 愛

20障害)の症状も見られることがわかってきて、その病態を厳密に規定することは困難な場合が多いようです。 ただ、アメリカ精神医学界では、一応、次のような診断基準を示しており、日本もこの基準に従って診断しているようです(著者により簡潔な文体にまとめてあります)。〈境界性パーソナリティ障害の診断基準〉 対人関係や自己イメージ、感情が不安定であり、非常に衝動的で、成人早期に始まり、以下の項目のうち五つ以上の該当を診断の目安とする。1.見捨てられまいとして、尋常ではない努力を傾けてあらゆることを試みる。2.相手を理想化するか、さもなければ軽蔑する極端で不安定な対人関係。3.自分がどんな人間なのかよくわからず、状況により別人のような性格になる。4.自己を傷つけるような衝動的行為(浪費、性行為、無謀な運転、暴飲暴食など)をする。5.自殺の行動、そぶり、脅し、または自傷行為(たとえばリストカット)を繰り返す。6.ささいなことで感情が不安定になる(通常は二、三時間持続し、二、三日以上持続することはまれな不快感やいらいら、不安など)。7.慢性的な空虚感。