目に見えない病気

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概要:
目に見えない病気, ホメオパシー, 精神疾患

14私は、三巻の本を自然の光のもとで完成させ、人ミクロコスモス(1)間の可視的な肉体的部分の病気や障害を自然の光(2)のもとで語った。そして、懸命になって経験を積み、十分な事例で哲学的にも実験的にも裏付けることによってそうした病気と障害について記した。だからその三巻で、人ミクロコスモス間の目に見える肉体の病気については十分によく考察した。その内容すべては各巻の表題のもとに堂々と示されている。しかも、自然の光によって理解できる限りにおいて示されている。そこには、省けるものも忘れてよいものもない。しかし、人ミクロコスモス間の目に見える部分の病気についてその一切合切が述べられたわけではない。ただ確かに、目に見えるものや、手でつかめるものに関してはすべて述べられている。その病気と障害については、哲学を通じて根拠も揺らぐことなく徹底的に究明できている。したがって、熟練者であればだれもが間違うことなくそれに精通するだろう(ただし体液論者はすべての手順で誤りに陥る。彼らの根拠が不完全なのは至福を忘れてしまっているからである(3))。だが、すでに述べたように、その本では、人間の厄介な事柄の半分、すなわち、目に見える部分しか触れられていない。人間全体を医師が理解するためには、人間の残りの半分の部分についてもさらに述べる必要