目に見えない病気

目に見えない病気 page 6/28

電子ブックを開く

このページは 目に見えない病気 の電子ブックに掲載されている6ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。

概要:
目に見えない病気, ホメオパシー, 精神疾患

2監修者まえがき(読者のみなさんへ)本書はパラケルススの『目に見えない病気』の全訳です。パラケルススには、医師、神学者、錬金術師など、多くの顔があり、また多くの著作を残していますが、そのなかでも精神医学者としての顔を一番よく見せてくれるのが本書です。精神医学者としてのパラケルススこそは、最もパラケルススらしいと言えるでしょう。パラケルススの医学を理解するためにも、彼のそうした一面を押さえておく必要があると思われます。かつて私が監修した訳書、「類似の法則と植物レメディーの系譜」という副題の『バイタリズム』(ホメオパシー出版)は、「第一章」がパラケルススです。著者のマシュー・ウッド氏は、パラケルススを現代の代替医療の先駆者として評価し、パラケルスス医学を「精神の医学」と端的に特徴づけました。ウッド氏は、その理由を、現代医学との違いを絡めながら次のように語ります。「パラケルスス医学では、物体に精神的なものを結合させ、自然界に関するものに神的なものを結合させ、全体を部分に結合させている。パラケルススにとって現代の