新・植物のためのホメオパシー

新・植物のためのホメオパシー page 22/30

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概要:
植物, ホメオパシー, レメディー, 園芸, 有機

20実をつけていて、ほとんど熟しかけていた。妹は、哀れな姿をした幹と損傷した部分をアーニカ 200Cで湿らせ、切り離されたてっぺんの部分を再び幹の上にくっつけ、その周りを靱皮の“包帯”で巻いて固定させた―彼女が施した手当はこれだけであった。妹はそれから再び、てっぺんの部分と幹、そして樹の周りの地面にアーニカ 200Cで水やりをした。その後間もなく、実を無事に収穫することができた。1年たってから彼女が包帯を取り除いたとき、損傷した部分にいくばくかの狭窄がみられたものの、幹とてっぺんの部分は見事に結合していた。この樹は今でも見事な実をつけ続けているし、損傷した部分は今では完全に癒えている―損傷の跡はどこにもみられない。妹のこのクロフサスグリの樹は、毎年近所の人たちの称賛の的になっていて、今年もまた見事な花をぎっしりと咲かせていた。■病気の植物テラスにある美しいサクランボの樹は、私の父が優美なハートチェリーとホワイトハートチェリーを接ぎ木したもので、これもホメオパシー的治療から大きな恩恵を受けた一例である。ある日突然、この樹の葉っぱに異変が起きはじめた。夫も私も原因がわからず、こうした“葉っぱの妙な異変”に特に注意を払わなかった―それでも実が熟せば、十分な収穫があるだろうと思ったからである。とはいうものの秋でもないのに葉っぱが枯れて落ちていく様子を毎日見ながら、心配をつのらせていた。夫が“真菌性の病気”ではないかと言うので、私はスーヤ(Thuja)200Cで治療してみることにした。幹と土壌にスーヤの調合液で水やりをし、1週間後に同じ方法を繰り返した。そうすると樹はすぐに回復し、枯れた葉っぱがまだ落ちてはいたが、葉が脱落した部分から健康な緑の葉が出てきた。その後すぐに、知り合いの女性から電話があった:このサクランボの樹に私たちがいったい何をしたのか図3 アーニカ(ウサギギク)