新・植物のためのホメオパシー

新・植物のためのホメオパシー page 23/30

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概要:
植物, ホメオパシー, レメディー, 園芸, 有機

21第1章 基本知りたいという;彼女は私たちの隣の家を訪問していて、そこから私たちのサクランボの樹を見たようである。そのころコンスタンス湖の周辺では、どこのサクランボの樹もモニリア先葉枯病に侵され、ふさふさと緑の葉っぱをつけていたのは、おそらくわが家のサクランボの樹だけだったと思われる。そのときに初めてこうした状況に気がついて、周りの家のサクランボをよく観察してみると、全くどの樹も惨めな姿を呈していた。植物へのホメオパシー治療の概念が少しずつ広がりはじめた:自分の小さな庭をホメオパシーで手入れしているのは、もはや私一人だけではなくなり、友人や私の患者たちも楽しみながらそれぞれ自分の植物にホメオパシーを使いだし、良好な結果を得ていた。ある日、ホメオパシーに“懐疑的”だった友人が私を彼の庭に招き、1.5mもある巨大なランタナの低木を見せてくれたが、それにはハダニがぎっしりとついていた。彼の庭師からは、ハダニはいったんついたら、それを駆除するのは不可能で、ほかの植物にも感染してしまうので、直ちにその樹を燃やすようにと忠告を受けたという。「もしこの不気味な生きものを例の奇妙な粒で退治してくれたら、君がしていることを信じることにするよ」とその友人は宣言した。そのとき、私には、いったいどのレメディーが効果的なのかわからなかった。そこで常道的な線に沿って考えることにした:人間のアタマジラミは高ポーテンシーのソライナムやスタフィサグリアで効果的に治療できる。こうしたことから、私はこの植物にソライナム(Psorinum)10Mを与えた;6粒を150m?の水に溶かし、それを20?容量のじょうろ2つに分配して加え、散布した。1週間後に同様の処置を施したが、私はきわめて神経質になっていた。というのは、これが効果を及ぼすのが果たしてどちらの生命体なのか―植物のほうかハダニのほうか―よくわからなかったからである;もしかして私の治療が仇になって、“無敵のハダニ”をつくりだしてしまうのではないか? あるいは図4 完熟したサクランボ