イラクサをつかめ

イラクサをつかめ page 12/32

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概要:
バイオダイナミック, 自然農法, 農業, ホメオパシー

10初版まえがき私が初めてバイオダイナミックの調合剤500番をナピア近くのホヘパ農場で作り、使ったのは1966年のことでした。1950年代なかばからルドルフ・シュタイナーの行跡に学んでいた私は、1938年からシドニーの近くで調合剤500番を作り続けていたオーストラリア人のロバート・ウィリアムズと、アレックス・ポドリンスキーから500番の作り方を習いました。興味深いことに、南半球で初めて調合剤を作り、使ったのはバーナード・クロンプトン・スミスで、1928年、ニュージーランドのヘイヴロック・ノースにおいてでありました。その後、この衝動を担い、先を続けたのはGB ウィンクフィールドで、彼はスイスへの旅から戻ると、全種類の調合剤を作りはじめたのです。やがて、その熟練の技をロバート・ウィリアムズに伝え、さらにウィリアムズがニュージーランドの農業者たちに返した、というわけです。1950年代およびそれ以降、多くの人々がバイオダイナミック農法を研究し、実践していました。それが今日、すなわち1990年代の実践のゆるぎない基礎となっています。当時、ニュージーランドではバイオダイナミック農法はまだまだ目新しいものでしたが、