イラクサをつかめ

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概要:
バイオダイナミック, 自然農法, 農業, ホメオパシー

12に感銘を受け、どれほど土壌が改善したか、大喜びで人々に見せていました。間もなく、幼いころスティーブンズ一家の近所に住んでいたというジョン・ピアースと妻のノリーが、手に入れて間もない農場を管理運営する方法を求めて、スティーブンズ一家を訪ねてやってきました。二人はバイオダイナミック農法の利点をすぐに見て取ると、北島のカイパラ・ハーバーのシェリー・ビーチにあるヒツジと肉牛用の400エーカーの農場で実践を始めました。これらの農場で初期に得られた結果のなかに、誰もが驚いたことがあります。1970年代後半に北島ではヒツジの顔面湿疹が大流行したのですが、バイオダイナミックの農場ではヒツジもウシも一頭も発病しなかったのです。家畜の抜群の健やかさがきっかけとなって農林省が簡単な調査にやってきたのですが、当時はまだ、バイオダイナミック農法は科学者や農業者にはやや急進的すぎたようです。こうした農業者をはじめとする初期の開拓者たちの取り組みは、きわめて尊いものす。おかげで、バイオダイナミック農業は事業として成り立つようになりました。1997年1月、ヘイヴロック・ノースにてピーター・プロクター