イラクサをつかめ

イラクサをつかめ page 16/32

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概要:
バイオダイナミック, 自然農法, 農業, ホメオパシー

14さまざまな国々を旅するほどに、早急に環境を癒さなくてはならないという確信を強めるばかりです。空気、水、土壌もひどく汚染されています。農業界では、従来の地球の土壌に対する扱い方が汚染の一大要因であることがおおむね認識されつつあります。生きた土壌をつくり直すという方向にすぐにでも舵を切り直さねばなりません。本書で述べているバイオダイナミック農法は、世界のあらゆる地域の、あらゆる国の、あらゆる土壌で、生きた土壌づくりに役立てることができます。つまり、環境を癒すための実践的な筋道がここにあるということです。まず、バイオダイナミック農法によって農場全体から水溶性の農業用化学薬品、殺虫薬、除草薬を除去することができます。それから生物の多様性を取り戻し、土壌の腐植土レベルを高めることで土壌に保水力を与え、間接的に保水量とその質を高めます。こうすることで、前述のように、すべての人々の体、心、精神を養う健全な食物を育てることが可能になるのです。正しい食物は正しく思考することを支えることでしょう。バイオダイナミック農法であらゆる国のあらゆるタイプの土壌があっという間に劇的に改善するのを目の当たりにするたびに、ルドルフ・シュタイナーが世界にささげた贈り物に感謝の思いを新たにします。シュタイナーは、大地を気づかい、大地とともに働くすべ