イラクサをつかめ page 9/32

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概要：
バイオダイナミック, 自然農法, 農業, ホメオパシー

7はしがきはしがき本書と著者、ピーター・プロクター氏を紹介する一文を書かせていただくのは、格別の喜びであります。プロクター氏は、この世のさまざまな煩いと責任に囲まれて、普通の「グリハスタ」の暮らしを送っておられます。健康な肉体と控えめな外見を備えた氏は、霊性と、環境と生態系の理にかなった農法の世界とを固く結びつけました。68歳になったプロクター氏は、東洋・西洋の特に若い世代の人々に、農業共同体のことを伝え、農業者を養成することを使命としています。1993年よりアジア諸国でバイオダイナミック農法の推進にまい進し、その努力は大変な成功をもって報いられたと私の目には映っています。私自身、93年にニュージーランドのホークス・ベイで氏のバイオダイナミック農法講座に出席し、以来、プロクター氏本人と彼の同僚たちとともに、ニュージーランド、オーストラリア、バングラデシュ、インドでバイオダイナミック農法を社会に広めようと活動してまいりました。今や氏はインドを第二のわが家として、南から北まで、アラビア海を望む海岸からヒマラヤ山脈までを巡りながら年に２、３か月はインドで過ごしています。