毒と私

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毒と私, 幻冬舎, 由井寅子著

4そして両団体の立場に違いがあったこと、とはいえ当事者(被告)はあくまでも助産師個人であったこと、および、損害賠償の対応は日本助産師会の弁護士と職業保険が行ったこと、にもかかわらずマスコミによってホメオパシーを叩く報道が行われたことなどから、私としても非常に隔かっかそうよう靴掻痒の感がありました。私たち1100名の会員(600名のプロの認定会員と500名の専門会員)を持つJPHMAは、今回の一連の報道によるホメオパシー・バッシング、および、それによって影響を受けた多くの人からの誹謗中傷によってたくさんのダメージを受けました。また、約5万人のホメオパシーを愛する一般の「ホメオパシーとらのこ会」の会員も、家族や周囲の人から批判され、苦しい立場に立たされています。それでも、私たちホメオパシーを行うものは、この軋轢の中から多くのことを学びました。和解成立直後、12月22日の『朝日新聞』に、「ホメオパシーで長女死亡」という見出しの記事が掲載されました。とてもショックでした。新聞などのメディアがホメオパシーの社会的信用を失墜させようとする動きに対して、私たちができることといえば、私たちのホームページ上で発行している「ホメオパシー新聞」で事実を書くことしかありませんでした。私は、もし、原告の母親がホメオパシーに抱いている本当のお気持ちを語っていただける