ホメオパシー子育て日記 発達障害篇

ホメオパシー子育て日記 発達障害篇 page 16/26

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概要:
ホメオパシー子育て日記 発達障害篇, ホメオパシー出版, 西山あや著

 ホメオパシー子育て日記  12で朝早くから学校に駆けつけていました。私は、比較的運動神経の良い次男に期待して、上位入賞すると確信していました。ピストルの音の合図で、子どもたちは一斉に走りだしました。次男も担任の先生と一緒に出発しました。次男はニコニコしながら、いとも簡単に二周、三周と走り、五周目に入りました。ラストスパートをして一等賞を獲得するのだろうと思いきや、なぜか次男は後ろを振り返り、遅れて走っている別の先生とお友達の場所まで後戻りして、一緒にゆっくりと走り始めたのです。そして今度はその先生の後ろに回り、先生の背中をニコニコしながら押して走っているのです。最終的にはみんなで一緒にゴールし、次男は満面の笑みを浮かべてとても楽しそうにしていました。彼にとって、「競い合って何が何でも一番になる!」という考えはまったくないのです。私は、次男の行動にハッとさせられました。彼にはまったく「欲」がないのです。私たち普通一般人であるならば、欲は誰しもあるものだと思うのですが、欲があるゆえに、人々は悩み苦しんでいるのではないかなと思います。でも、次男には欲がないものですから、よって悩み苦しむことが私たちよりも少ないのではないかなと感じました。