大分合同新聞 〔2001・7〕 自然療法ホメオパシー 

■大分合同新聞 2001年7月2日 自然療法 ホメオパシー

体本来の治癒力を引き出す。大分市で講演と実技

「ホメオパシー」についての講演会と実技セミナーがこのほど大分市で開かれた。英国国家公認ホメオパスの由井寅子さんが来県、指導した。 ホメオパシーは200年前、独の医師ハーネマンによって確立された自然療法。 熱のあるとき、解熱剤でなく、熱を上げるものを投与するといったように、病気と同じ症状が現れるものを投与して病気を治そうとするもので、"同種療法"とか"類似療法"と訳されている。 症状を起こすものとして自然界の植物や動物、鉱物を、原物質が残らないほどに薄めて使う(砂糖玉で、レメディーと呼ばれる)。体の治癒力を強め、心と体を自然に戻すことで病気が治ると説明されている。 欧米では、健康保険も適用されている。
今回の講演会、実技セミナーはホメオパシーに関心を持ち、その実際を英国で見てきた大分市、上野愛光保育園の秦昭二園長が計画した。

「ホメオパシーは英国王室の伝統的治療法で、ホメオパシーの国立病院もあり、代替医療として定着しています。 同種療法は、例えば発熱のとき布団をかぶるとか、ショウガ湯を飲むとか、日本の民間療法でもみられます」という由井さんは、ホメオパシーとはどういうものかを分かりやすく講演、実践セミナーでは基本となる36種類のレメディーについて、その使い方などを解説した。女性を中心に約100人が受講した。

※管理人コメント
RAH学生の秦昭二さんが発起人となり、大分で由井寅子先生による初めてのホメオパシー講演が行われました。秦さんは、上野愛光保育園の園長さんで、大分の保育園を中心にホメオパシーを紹介されており、当日100名を越える方が参加され、大好評の内に終了しました。講演終了後の反響が大きく、秦さんは、問い合わせの電話が連日かかってくるそうです。また、講演会当日、大分合同新聞の記者が参加してくださり、新聞の科学の欄に、今回の大分講演の記事が大きく取り上げられました。秦さんの地道な努力によって大分に蒔かれてきたホメオパシーの種は、確実に大きくなろうとしています。 (2001年7月)