ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

ホメオパシー的災害対策

14 まえがき今回の災害で多くのことを突き付けられた福島県民。罪悪感に陥ることなかれ。そして、被害者になることなかれ。世界中で繰り広げられる福島原発への風評被害に屈することなかれ。そのためにも、自分を責めるインチャを癒さなければならない。自分を愛し、尊敬すること。そうすれば、人も愛し、尊敬することができる。自国を愛し、敬うこと。そうすれば、他国も愛し、敬うことができる。そうなれば、戦争など起こるわけがない。大和魂とは和をもって生きる心である。自分に乗り越えられない試練はやって来ない。起きたことは文句を言わず受け取り、知恵を使い、皆で乗り越えよう。自らを助け、人々を助けよう。福島人は寡黙で勇敢な気質をもっている。この県民でなかったら気丈にもこの災害を乗り越えることができただろうかと思う。農業県である福島はこれからはより作物を心をこめて作り、どこよりもおいしい野菜や果物を出荷できるようにしていこう。私たちは大いなるものに愛され、生かされているのだから。農業のススメ~種と土地があれば生きていける3.11以降、私はインチャ癒しとともに、農業に力を入れた。被災地である福島を2回目に訪れたとき、ホメオパシーのレメディーやマザーチンクチャーのほかに私が代表を務める日本豊受自然農でとれたダイコン、コマツナ、イモ、キャベツなどを車に積めるだけ持って行った。私としては、レメディーやマザーチンクチャーが真っ先になくなるだろうと思っていたのだが、人々は野菜に飛び付いた。福島の人々が安全で自然な野菜を求めていたことがよくわかった。新鮮な野菜、食べ物が手に入らず困っていたと多くの人から聞かされた。このとき、もっと真剣に農業をやらねばならないと思った。