晩年のハーネマン

晩年のハーネマン | ホメオパシー出版 page 10/36

電子ブックを開く

このページは 晩年のハーネマン の電子ブックに掲載されている10ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。

概要:
晩年のハーネマン リマ・ハンドリー著 澤元亙訳 由井寅子監修 ホメオパシー出版

日本語版監修者まえがき8器レメディーなどがあった。… ハーネマンは、症状の変化にすぐさま対応していたので、当然レメディーを頻繁に変更していた。一八二〇年代に守っていた忠告はもはや存在していなかった。…… 今や、レメディーの作用が持続する期間についてだんだん考えなくなってきていた。むしろ、以前の方法では治癒の進行は非常に遅いことが認められていた。今の彼は、レメディーを繰り返し投与することによって症状の悪化の危険に備えたのであった。… ポテンシーに応じて投与法を変え、しばしば液体の状態で与えて頻繁に処方した。したがって彼は、一回投与したら次の投与を考える前にその作用が止まるのを待つという、よく知られたやり方を放棄したのである。… 最シ ミリマム同種薬を目に見える患者の症状の全体像に適合させようとしていた時期と比べて、最シ ミリマム同種薬についての[ハーネマンの]考え方が大きく変わった …。彼には今では全く新しい慢性病理論があり、目に見えない症状にも対処することを決めていた。 著者リマ・ハンドリーはこうしたハーネマンの変化を指摘し、「マヤズム処方家」となっていったプロセスを描いています。一方で、クラシカルホメオパシーの主張する厳格さが教条主義的であることを示す例をあげます。… 周知のように彼は、患者を手紙で治療することを厭わなかった。そうした手紙が多く残っているから