高次意識界へのガイドツアー

高次意識界へのガイドツアー page 7/18

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概要:
高次意識界へのガイドツアー, ホメオパシー出版, 宇宙, 神, ニルヴァーナ

5  監訳者まえがきベントフは冗談まじりに全宇宙を貫く旅をガイドしてくれますが、いつの時代にも存在する面倒な唯物論者からの攻撃をかわすために、最初からぶっ飛んだのではないかと思います。しかし、おそらくここに書かれたことのほとんどは真実であると思っています。もちろん彼の主観による体験にすぎない可能性もありますが、私は真実の断面を語っていると思っています。異論はあるでしょうが、私は本書を宗教書と見ています。すなわち、全宇宙を代表する高次自己とそれを認識している自我との一体化における客体的認識の不可能な体験が、ベントフというユニークな個性を通して表現されたものが本書だと思っているからです。認識とは対象があってできるものです。すべての客体が霧消する境地を荘子は「同枢」といいましたが、認識する対象がなくなるということは、認識する自己も消えるということです。そのような完全なる認識不可能な体験、絶対虚空の体験こそが宗教の源泉であり、覚者たちのその体験は同一であるとしても、その体験を語るのは再び分離した個性ある存在である以上、それぞれの個性によって色づけされたものが伝えられてしまいます。こうしてさまざまな宗教が誕生したわけです。