ホメオパシーと占星術

ホメオパシーと占星術 page 14/30

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概要:
ホメオパシー, 占星術

12さと直観力が要求されます。クライアントのペルソナ* を脇に押しやってその背後にある人間そのものを見極めることのできる、徹底して学ぶ研究者や学者の鋭い洞察力のある観察眼なくしては、ただ表面的なままで終わってしまいます。今日、大半の占星術師は心理占星術に重きを置いています。精神分析学**が確立されて以来、占星術師たちは「投影」(オポジション)や「葛藤」(スクエア)といった心理学の専門用語を解釈に加えることを学んできました。およそ百年前から占星術は解釈システムとしてある程度心理学化されてきたというわけです。こうした流れによって、ホメオパシーにおいて精神症状、情緒的症状として挙げられている各レメディー像の特徴を、占星術上の表現に翻訳することが可能になったのです。それが本書で行っていることです。 * 「ペルソナ」は、C・G・ユングによると、自己の中で個人の規範的・社会適応的な態度・行動をつかさどる部分のことである。つまり、いわゆる対外的な人格である。**精神分析学は一八九〇年頃ジグムント・フロイトによって確立された。