ホメオパシーとは? 
1.ホメオパシーとは
2.気付きと自然治癒 3.希釈と振盪
4.ケース紹介
5.英国と世界
6.日本の現状
7.バイタルフォース
■波動の世界 1999年11月 ホメオパシーの理論と実践
ロイヤル・アカデミー・オブ・ホメオパシー学長 由井寅子

Y 日本の実状
日本においては、ホメオパシ−は民間療法の一つに位置づけられる。しかしきちんと学んでいない人が勝手にホメオパシー療法を実践したのでは、何でもそうであるように、本当によい療法であるホメオパシーも悪い評判が立ってしまうだろう。 このような事態を避ける為に、ホメオパシーの健全な普及と発展を目的とした「日本ホメオパシー医学協会(JPHMA)」が1998年の3月に発足しており、年4回の協会会報誌の発行等の活動を行っている。JPHMAは、英国国家が認定する英国ホメオパシー医学協会(UKHMA)と正式に提携しており、UKHMAの認定日本校(現在ロイヤル・アカデミー・オブ・ホメオパシー)を卒業すれば日本語でUKHMAを受験できるようになっている。試験に合格すれば、英国国家が認めるUKHMA認定ホメオパスとなると同時に、JPHMA認定ホメオパスとなり、日本ホメオパシーセンターを開設することが出来る。 現時点で日本でホメオパシーが国に認められていない以上、英国国家が認定する英国の協会(UKHMA)に英国ホメオパスと同等の知識と実践能力があることを保証してもらうしかないし、またホメオパシー全般に関する監視役となってもらうしかないと考える。このようにJPHMAはUKHMAと連携しながら、良質なホメオパスとホメオパシー情報を提供しいくことで、ホメオパシーに関わる人々の信頼を得られるようになるための機関として機能している。 このような協会があることは、ホメオパスを目指される方にも、またホメオパシー療法を受けられる方にも好ましいことだろう。それは日本において国の保証がない以上、自分の意志と責任に於いてホメオパシーの自然療法を受けることを選択しなければならないからである。 何れ日本でも英国と同じように協会で認定されたホメオパスが開業して行けることを、あるいは鍼灸のようにホメオパシーも国家試験となることを願っている。ちなみにJPHMAの理念に賛同いただける方でしたら、誰でもJPHMAに入会することができる。 ホメオパシーは、欧州では、代替療法のトップに立ち、世界的にも代替療法の切り札と言われていることを考えると、日本でも今後ホメオパシーが注目を集めることになるだろう。人類の未来の為に、現代医学も含め、それぞれに良いところは、お互い認め合い、協力していくことが私の願いである。物事の本質さえ見失わなければ、即ち治療とは、自分自身の力で病気を追い出せるようにすることだという根本を心底理解しさえしていれば、いかなるアプローチを取ろうとも辿り着くところは同じはずだから・・・。