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面白本と美術館・博物館
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◇本を読んで賢くなる◇

このコーナーは、みなさんに「こんな本を読んだらどうか?」というおせっかいな記事を掲載します。ジャンルには特にこだわらず、新刊・既刊にもこだわらず、本屋さんに行けば手に入る本、図書館で借りることができる本を取り上げます。


●Q&A ご飯とお米の全疑問<ブルーバックス>

 高橋素子著(講談社刊)新刊 税込価格 903円

私たちの主食、お米。いろいろなブランド米や、発芽玄米など、スーパーで売られている商品も多品種になっていますね。
本書では、米の学問的位置付けだけでなく、どうすれば美味しく食べられるか、アルファ米や発芽玄米とは何なのか、米の栄養成分は・・・など、簡潔にまとめられています。 多くの人が「コメはデンプンだ」と考えていますが、実はタンパク質の供給元としても大切だということが書かれていたりします。
[本書の構成]イネのなりたちにまつわる疑問<アルファ米、発芽玄米、香り米……いろいろなお米<お米とご飯のおいしさの秘密<上手にご飯を炊くためのABC……炊飯の科学 <進化するお米とご飯の力<餅、清酒、味噌……米加工製品のあれこれ<雑穀のミラクル <お米と年中行事

<著者の他の著書>
  Q&A 野菜の全疑問―八百屋さんも知らないその正体<ブルーバックス>
  Q&A 食べる魚の全疑問―魚屋さんもビックリその正体<ブルーバックス>

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実用ホメオパシー −医師のホメオパスによる自己治療のための安全なガイド−
  Dr.David Gemmell著 由井寅子訳(ホメオパシー出版刊) 新刊 税込価格 1,785円

著者は経験豊富な医師。内容は、事故とその応急処置、女性や子供の健康に関する問題、一般的な健康問題など、日常的に遭遇することの多い116ものテーマを取り上げ、それぞれのテーマを解説する。 いわゆる現代医学による治療を含め、他に取るべき健全で有効な手段を提案しながら、さらにホメオパシーによる自己治療を安全に行うための分かりやすい解説を付している。ホメオパシー療法による、セルフメディケーションへの絶好のガイドになっています。

★本書は在庫ありです。BOOKSコーナーの「ホメオパシー出版の書籍取り扱い書店」でお求めになるか、web書店でご購入ください。


ヤクザに学べ! 男の出世学<ちくま文庫>

  山平重樹著(筑摩書房刊) 既刊 税込価格 609円

まず、このタイトルに魅力を感じてしまいます。あんなに「ハードな世界」で生きている人達の経験から何かを学びたい、そういう気持ちが湧いて来るのを、押し止めることはできないのです。そこで、読んでみました。
内容は思ったほどハードなものでなく、むしろ「どんな世界も同じだな」という感じが強い。とにかく真面目が一番、機転の利く者が出世する、絶えず努力すること、逆境を生き抜くことで成長する、・・・などなど。
ここで「逆境」というのは、堀の中での生活のこと。何年ものんべんだらりとムショ生活を送る者、目的意識もなく生きる者、こういった者には未来はないということ。
ある親分は、20代の若い時代のほとんどを獄中で過ごしながら、徹底的に読書に没頭。しかし、村上春樹や司馬遼太郎を読んだのではなく、あの「資本論」を読んだという。大学の経済学部の教員でも、実はなかなか読みこなせない難書を。
このように、この「業界」でも、やはり日々の努力と自己研鑚が「出世への道」なのだそうで、ただ喧嘩が強いだけで乗り切れるほど単純ではないらしいのです。

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始めるのに遅すぎることなんかない!

 中島 薫著(サンマーク出版刊) 既刊 税込価格 1,575円 <サンマーク文庫> 税込価格 550円

本書の著者は、ネットワークビジネスの世界で有名なアムウェイで、超大成功をおさめた人物です。国内だけでなく、世界的にも名が知られているそうです。
かしながら、本書はネットワークビジネスの「成功法」を解説したものではなく、一種の自己啓発本なのですね。だから、ネットワークビジネスに嫌悪感を持っている人が読んでもOKです。
ところで自己啓発というと、ある時期に怪しげなセミナーが跋扈していました。新興宗教(カルト)も、若者などの「自分を変えたい願望」をくすぐる手法を多用しますし、企業の管理職に向けた「特訓」などにも、一時的な陶酔感で「研修カリキュラムを達成した満足感」を持たせ、それを自信に転化させる手法があるようです。
とにかく、どうしても私達は自己変革に期待してしまうのです。それは、自己変革によって「成功」がもたらされるはずだ、そう考えたいからでしょう。誰にもある、いつの時代にもある自己変革願望ですが、年齢と共にそれをあきらめる人も多い。そういう人に、この著者から一喝!!
各テーマが見開き2頁で読めるようになっていて、全部で101テーマ。どこから読んでもいい、今の自分に必要なテーマだけ読んでもいい。そういう本です。
自己啓発本のロングセラーといえば、米国人のデール・カーネギー著「道は開ける」や「人を動かす」がありますね。これらは実際にいい本ですが、このカーネギーに比べると、本書はやや軽い感じもあります。それはおそらく、宗教的なバックボーンの有無でしょうか。
それでもなお、「始めるのに遅すぎることなんかない!」という、元気のあるタイトルに負けない中身ですから、読んで損はないでしょう。

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世界がどんなになろうとも役立つ心のキーワード

 香山リカ著(晶文社刊) 既刊 税込価格 1,680円

著者は、テレビや雑誌に頻繁に登場する精神科医で、女医アイドル化のはしりのような存在(?)かもしれませんが、文章を読むと、かなり生真面目な方のようです。
出版されている著書はたいへんに多く、テーマはメディカルからサブカルチャー。読者には若い女性が多いらしい…。そして、著者はかなりのプロレスファン。
ところで、本書は変わった作りになっています。全体としては、精神科や神経科、あるいはメンタルクリニックと名乗る診療所で、診療の対象となるイマドキの病気の解説があるかと思うと「香山ココロ週報」というメールマガジンを再編集した日記的読み物もあるのです。
どちらかというと、この本の価値は「香山ココロ週報」の部分かもしれません。精神科や神経科で扱う病気の単なるキーワード解説なら、他にいくらも本はあるだろうし、web上に情報もあるからです。
メールマガジンが配信された時期は2000年から2001年で、現時点ではやや古くなっていますが、読者にとってそれはあまり関係ありません。著者がどんな日常を送っているか、どんな考え方・感受性を持っているか、この部分に最もよく現れていると思われるからです。なお、このメールマガジンは現在は配信されていませんが、著者のホームページは健在です。

[本書の構成]
  @心について知っておきたい基礎的なこと
   コンプレックス・神経症・強迫・対人恐怖症・精神科/神経科・境界例・境界例(治療)・原光景・喪の作業
   「香山ココロ週報」の日記から 2000年7月〜10月
  A時代を映す鏡となる病
   解離性障害・同一性拡散・過食・パニック障害・醜形恐怖症・恋愛妄想・事故頻発人格・女性の周期的気分変調・季節性感情障害
   「香山ココロ週報」の日記から 2000年11月〜2001年2月
  B心の病が生んだ社会現象
   ひきこもり・世代間境界・早じまい感覚・泣きじゃくり・父の娘・愛他主義・命日反応・児童虐待・ドメスティックバイオレンス
   「香山ココロ週報」の日記から 2001年3月〜6月

★本書は在庫ありです。書店でお求めになるか、図書館で借りてください!
参考サイト CARAVAN(公式HP)
http://www.caravan.to/


ホメオパシー出版の<売れ筋>ご案内

6ヶ月間(2004年5月〜10月)の売上ベスト5です。
第1位 ホメオパシー in Japan <第3版>
第2位 ホメオパシーガイドブックB キッズ・トラウマ
第3位 ホメオパシーガイドブックD バイタル・エレメント<24ティッシュソルト+12微量元素>
第4位 【シュタイナー・ホメオパシー医学講座】健康と病気について<精神科学的感覚教育の基礎>
第5位 海外ホメオパス講義録A予防接種は果たして有効か?
●ホメオパシー出版  http://homoeopathy-books.co.jp/


◇美と歴史にふれる◇

ピカソ展―幻のジャクリーヌ・コレクション

10月31日(日)より12月23日(木) 川村記念美術館(千葉県佐倉市)
アクセス:JR総武線佐倉駅または京成本線佐倉駅から無料送迎バス
開館時間:午前9時30分〜午後4時30分(入館は午後4時まで) 休館日:月曜日

誰もが知ってる画家、パブロ・ピカソさん。子どもごころに「変な絵を書く人がいるな」と思っていた方も多いと思います。でも、この画家のすごさがわかって来るのは大人になってからです。
本展では、晩年のピカソを支えて多くの傑作のモデルにもなった妻・ジャクリーヌのコレクションから、人物をモチーフとした作品に焦点を当て、絵画やデッサン、彫刻、合計して約120点が紹介されています。
今回の出品作は、主にピカソの作品のなかでも彼自身が愛着を持ったものになっているようで、彼の死後、妻ジャクリーヌが相続したコレクションから選ばれています。そして、ジャクリーヌのコレクションは、本邦初公開。
本展では、1917年に描かれた人物像から1972年の作品まで、ピカソの壮年期から晩年まで、偉大な画家の変遷を確認できるのも魅力です。

参考サイト
川村記念美術館 http://www.dic.co.jp/museum/


佐伯祐三展 熱情の巴里 10月9日(土)より12月12日(日)
 大阪市立近代美術館(仮称)心斎橋展示室 出光ナガホリビル13階(旧出光美術館)
アクセス:地下鉄「心斎橋」駅(御堂筋線・長堀鶴見緑地線)または「長堀橋」駅(堺筋線・長堀鶴見緑地線)下車
開館時間:午前11時〜午後7時(入場は午後6時30分まで)
休館日:水曜日

本展では、大阪市立近代美術館建設準備室が所蔵する佐伯祐三の全作品が公開されます。今ではあまりに著名な画家である佐伯氏は、若くして世を去ったことでも有名。 氏は1898年に大阪で生まれ、1923年に東京美術学校を卒業後、パリへ渡りました。その頃パリでは、野獣派(フォーヴィズム)の大家・ヴラマンクが彼を待ち構えていたのです。ヴラマンクに作品を批判され、佐伯氏は自らの作風を模索するようになったとも言われます。 そして、あの有名なユトリロの影響を受け、われわれが今眼にする氏の絵画が描いている世界、パリの古い街並み、石造りの建物、壁に貼られたポスターなどを対象に選ぶようになりました。 しかし、その後病状が悪化。やむなく一時帰国しますが、パリの町並みが恋しかったはずで、無理を押してまた渡仏。そして、1928年8月に30歳という若さで生涯を閉じました。 なお本展では、ライフマスクや直筆の手紙など、貴重な資料も併せて公開されます。

参考サイト
大阪市教育委員会 http://www.city.osaka.jp/kyouiku/press/press040827_saeki.html


サンクトペテルブルク古都物語
 エルミタージュ美術館展〜エカテリーナ2世の華麗なる遺産〜 12月17日(金)より平成17年1月30日(日)まで 広島県立美術館(広島市中区)で開催
アクセス:市内電車・バス「縮景園前(しゅっけいえんまえ)」下車 JR広島駅から約1km
開館時間:午前9時〜午後5時[土曜日は午後7時まで](入館は、閉館30分前まで)
休館日:HPで要確認 原則として月曜日(祝日及び振替休日を除く)
年末年始の休館:12月25日〜2005年1月1日を予定

歴史と芸術の街、ロシアのサンクトペテルブルク。ロシア第2の大都市、クラシックバレーの都としても有名、そしてエルミタージュ美術館のある街です。
このサンクトペテルブルクは、2003年に「建都300周年」を迎えて、さまざまな催しが行われました。わが国でも、サンクトペテルスブルク近郊のツァールスコエセロー市にあるエカテリーナ宮殿の「琥珀の間」については、NHKテレビの特集番組でも修復工事の完成が取り上げられていましたね。第2次大戦時にドイツ軍に破壊されたままになっていたのです。
また、現在のロシア皇帝(大統領)の出身地もサンクトペテルブルクです。さて、この「北のベニス」と呼ばれる都を作ったのは、もちろんピョートル大帝(英語読みだとピーター)ですが、今回はこの「大帝」はあまり関係ありません。そうではなく、あの有名な女帝、エカテリーナ2世(またはエカチェリーナ2世)に深い関係があるのです。
みなさんも世界史の教科書、または池田理代子氏の「女帝エカテリーナ」でご存知かと存じます。エカテリーナさんは人望があったと見えて、外国(今のドイツ)から輿入れした「助っ人」にもかかわらず、周りの人達に担がれて自分のご主人(すなわちロシア皇帝)を追い出し、トップに立った人です。
ヨーロッパの貴族社会では、外国人と結婚するのはめずらしいことではありません。あのマリーアントワネットも、オーストリア(ハプスブルグ家)からフランス(ブルボン家)に輿入れし、フランス革命のドサクサのなか、処刑されたのですね。
しかし、エカテリーナさんのように、嫁いだ先で自分が皇帝の座に上り詰めるというのは、なかなかのことです。

本題に戻ると、エカテリーナ2世は「啓蒙専制君主」と称されるように、開明的な女性で若い恋人もいましたが(余談です)、ロシアにおける文化の発展にも寄与し、膨大な数の美術品を収集しました。それが、現在のエルミタージュ美術館の基礎となったのです。
今やエルミタージュ美術館は、ルーブル美術館、大英博物館と並ぶ「世界3大美術館」と呼ばれるほどの所蔵を誇っています。
今回の展覧会では、このエルミタージュ美術館のコレクションから、絵画や宝飾品など127点が公開され、ロシアの黄金時代を、エカテリーナ2世がかき集めたコレクションを含めて、ヨーロッパ美術が堪能できるのです。

(広島県立美術館による案内文より) ロシアのサンクトペテルブルク(ソ連邦の時代はレニングラード)にあるエルミタージュ美術館は、ロシアの女帝エカテリーナU世の宮廷博物館として1765年に建設され、250万点に及ぶ貴重なコレクションで世界的に知られる美術館です。サンクトペテルブルク300周年を記念して「都市と文化」をキーワードにエルミタージュ美術館が誇る宮廷ロシアの黄金時代の遺品と名品を紹介します。<広島県立美術館HPより引用>

参考サイト
広島県立美術館 http://www1.hpam-unet.ocn.ne.jp/index02.html

参考サイト
ロシアンレポート(日本文)http://f4.aaacafe.ne.jp/~russianr/

参考サイト
エルミタージュ美術館公式ページ(英文・ロシア文)
http://www.hermitagemuseum.org/

■博物館・美術館 展覧会案内
http://www.tama.or.jp/~kayama/museum/museum.html

■artscape
http://www.artscape.ne.jp/artscape/reference/exhibition/index.html# 

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