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面白本と美術館・博物館
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◇本を読んで賢くなる◇

このコーナーは、みなさんに「こんな本を読んだらどうか?」というおせっかいな記事を掲載します。ジャンルには特にこだわらず、新刊・既刊にもこだわらず、本屋さんに行けば手に入る本、図書館で借りることができる本を取り上げます。

●自閉症だったわたしへ

 ドナ・ウィリアムズ著/河野万里子 訳(新潮社刊・新潮文庫) 既刊 税込定価 820円

周りから「変な子」と呼ばれ、苛められ続けてきたドナ。このドナが、本書の主人公であると同時に、著者でもあります。そして実は、彼女は20歳を過ぎてから「自分は自閉症だ」と知った人物なのです。
すでに日本でも海外でも、自閉症については多くの書物が出されています。しかし、本書のように「当事者」による告白記、自伝というのは、本書が出版された時点では非常にめずらしいもので、現在でもそれほど多くはありません。
それもあって、本書は出版と同時に、英語圏の国々ではベストセラーになったようです。

ご存じのように日本国内でも、自閉症を含めて「発達障害」や「学習障害」への関心は高まってきました。
現在、日本国内の「自閉症患者」は、狭い意味では35万〜36万人、広い意味では120万人前後と見られています。このように数字に幅があるのは、自閉症の症状に幅があるため、定義づけのしかた(区分方法)によって、数字が変動することを示しています。
たとえば、一つの尺度である「知的能力」の面でも、自閉症児の20%程度は、通常のレベルを下回っていないと言われます(知能に問題のない場合は「高機能自閉症」と呼ばれています)。さらに、特定の分野でずば抜けた能力をもつ場合もあります。映画『レインマン』でダスティン・ホフマンが演じていた青年は、記憶力がたいへんに優れた自閉症の青年でした。
また、自閉症児の場合、言語能力に障害がある場合もあれば、ない場合もあります。ですから周囲の大人達も、その子が自閉症であるかどうかを、簡単には判断できません。
かといって、医療関係者のほうも専門家は多く育っていません。小児科でも精神科でも、まだまだ全国に専門的な知識と豊富な臨床経験をもつ医師は、それほど多くいないのです。
この事情は、本書の主人公であるドナの子供時代と同じです。ドナもまた、単純に「少し変な子だ」と見られ、彼女の母親も、決して彼女のことを理解していませんでした。

今現在でも、多くの人が「ひきこもり」と「自閉症」の区別がついていません。それでも、世間では「学習障害」とか「発達障害」という言葉が氾濫し、あるいは「自閉」や「ひきこもり」や「家庭内暴力」といった見出しが新聞紙面に頻繁に登場するなかで、子供の親達は、相談する相手もいない情況に置かれることもあるのです。
もともと、世界のどの国でも、自閉症が先天的な病気(「発達障害」の一種)であるにもかかわらず、家庭環境に原因を求めようとする空気が強かったようです。あの子は「親が悪いから少し変になった」という見かたが、非常に一般的だったわけです。しかし今日では、家庭環境の問題と「自閉症」との間に、直接の関連性はないと見られています。
・・・とにかく、親も世間も含めて、無知や偏見、無関心をなくし、自閉症(または、その他の「発達障害」の子供や成人)の家族をもつ人達をサポートするために、教育関係者・学者なども含めた「セミナー」などが開かれるようになっています。

【発達障害とは?】
乳児期から幼児期にかけて、さまざまな原因から心身の発達に困難や遅れ(あるいは緩慢さ)が生じて、その結果、心身の機能獲得に困難や遅れが生じる障害。
発達障害の例としては、知的障害、自閉症、注意欠陥多動性障害(ADHD)、注意欠陥障害(ADD)、アスペルガー症候群、高機能自閉症(HFA)などがあります。 

本書では、ひとりの自閉症の女性が、まだ幼児の時期に自らの周囲の物をどう感じていたか、かかわった人間にどんな感情を抱き、何を期待していたか、そういったことが事細かに綴られています。
かなり厚い文庫本ですが、特に「自閉症」についての知識がない人にも、すっと入っていける内容です。子供の教育に関心のある方、人間心理そのものに関心のある方にもお薦めします。

 ※なお、本書の続編として、同タイトルのU、Vがすでに新潮文庫で出版されています。


★本書は在庫ありです。書店やWeb書店でお求めになるか、図書館で借りてください!


<参考サイト>

ドナ・ウィリアムズさんのウェブサイト(英文)
http://www.donnawilliams.net/

自閉症納言のホームページ(ご自身が自閉症という方のページ)
http://www.geocities.co.jp/Milkyway-Cassiopeia/8331/

あたらしい自閉症の手引き
http://www.nucl.nagoya-u.ac.jp/~taco/aut-soc/rainman/

社団法人 日本自閉症協会
http://www.autism.or.jp/


●「薬をやめる」と病気は治る <免疫力を上げる一番の近道は薬からの離脱だった>

 安保 徹 著(マキノ出版刊) 既刊 税込定価 1,575円

新潟大学大学院教授である著者は、今や「時の人」といえるほど、多くの著書が刊行されています。書店の「家庭医学」コーナーに立ち寄ると、安保氏の著書が所狭しと並べられています。
この著者の主張は明解です。いわゆる近代医学の対症療法に対する徹底的な批判と、人間が本来もつ自然治癒力を信頼する治療法(免役療法)の提唱です。

ご存じの通り、対症療法とは、その場その場で症状を押さえ込んでいく療法です。それは、その一瞬は「治った!」錯覚を与えてくれます。
本書でも、54頁の『体は治りたがっている』で、著者は次のように述べています。

「病気を治したい、体調不良を解消したいと願うのであれば、薬の常用をやめ、誤った対症療法から脱却することが大切です。とはいえ、現在なんらかの不快な症状を抱えている人は、その症状があるゆえに薬から離れるのが怖いと感じることでしょう。
 人が薬や医療に頼る大きな理由は、『不快な症状は、体を破壊しようとする現れ』『つらい症状は悪者だ』と見なしているからです。もちろん症状がもたらす苦痛から、遠ざかりたいという気持ちもあるでしょう。
 病気と正しく向き合うためには、まず病気に伴って現れる症状に対するこれらの誤解を解くことが大切です。熱、痛み、下痢、吐き気、だるさなどのさまざまな不快症状は、すべて体が自ら治ろうとする治癒反応であり、悪者ではありません。・・・(以下、省略)」

著者も主張するように「安易な薬の処方」が「新たな病気」を生んでしまっている現在の情況は、可能な限り早急に改善されなくてはならないでしょう。
そのためにも、本書のような啓蒙書が多くの人に読まれる必要を感じます。
なお本書では、高血圧、糖尿病などの生活習慣病や、がん、アトピーなどの難病についても、自己治癒力(免疫力)をアップさせて病気を治すコツが解説されていますので、そのような病気でお悩みの方も、ぜひご一読ください。

<本書の構成>

第1章 3大ストレスが病気をつくる
第2章 「薬をやめる」と病気は治る
第3章 免疫力を高める自分でできる6つのコツ
第4章 薬に頼らず病気を治す画期的治療法
第5章 薬を使わず病気を治す4人の医師たち
おわりに−体に秘められた無限の可能性を引き出す 


★本書は在庫ありです。書店やWeb書店でお求めになるか、図書館で借りてください!


●ハーネマン <ある医療反逆者と彼の学説、ホメオパシーの冒険的な運命>

 マルチン・グンペルト 著/由井寅子 監修/熊坂春樹 訳(ホメオパシー出版刊) 新刊 税込定価 1,365円

今年は、ホメオパシー医学の創始者、サミュエル・ハーネマンの生誕250周年記念にあたります。ホメオパシー出版では、それを記念するため、そしてより多くの方にホメオパシーを知ってもらうために、専門書ではない入門的書籍を刊行しています。そして本書は、その「第3弾」として刊行されます。
最近、日本でもやっと「ホメオパシー」という言葉が徐々に浸透しており、書店でも『ホメオパシーコーナー』などが見られるようになっています。しかし、サミュエル・ハーネマンというドイツ人医師(ホメオパシー医学の創始者)に関しては、特に詳しい書籍が出ていませんでした。そういう意味でも、伝記的歴史小説のような本書は、注目に値するものです。
また本書は、ホメオパシーをまったく知らない方にも、「歴史の読み物」としてお薦めできます。たとえば、歴史について調べることがお好きな方にとっては、ナポレオンの軍隊が走り回っていた時代のヨーロッパを、戦記とはまったく違った新しい視点で知ることができるでしょう。・・・さまざまな技術、なかでも軍事技術や医療技術は、戦争の影響を大きく受けるものですし、逆に戦争の方法自体に影響を与えるものです。
主人公ハーネマンは、フランス革命とそれに続くナポレオン戦争という、流血と動乱のヨーロッパで、戦争と疫病に苦しむ多くの民衆・兵士らを見つめ、治療した人物です。彼は臨床経験を積むにしたがって、当時の野蛮な医術(瀉血など)に大きな疑問と怒りを感じ、一時は翻訳などで身を立てます(彼は外国語が堪能だった)。そこで偶然、一冊の本に出会うことで、ハーネマンは「同種療法:ホメオパシー」の体系化への一歩を踏み出すのです。
とにかく彼は、何よりも常に現場の医師でした。躍動感をもって、生き生きと描かれるハーネマンの日々・・・瀕死の患者に寄り添い、どうすれば目の前の人を死なせずにすむのか、どうすれば病気を治せるのかを問い続ける・・・その人生とは。
経済的な苦境のなかにあっても、家族を愛し励まされながら、一生をホメオパシー医学の体系化に捧げ、最終的には幸せな人生を全うした一人の医師、それがサミュエル・ハーネマン、その人でした。


★本書は在庫ありです。BOOKSコーナーの「ホメオパシー出版の書籍取り扱い書店」でお求めになるか、Web書店でご購入ください。また、東京(渋谷区初台・代々木上原<本社内>)・大阪(吹田市垂水町)・福岡(中央区平和)のホメオパシーブックスをご利用ください。


●ホメオパシーの手引きJ 歯 

 ラビ・ロイ&カローラ・ラーゲ・ロイ 著/熊坂春樹 訳/由井寅子 日本語版監修(ホメオパシー出版刊) 新刊 税込定価 1,260円

世界中で、実にたくさんの人々が悩まされている歯のトラブル。しかし多くの場合、歯医者さんは「怖いところ」で「痛いところ」という『常識の壁』に、誰もがあきらめきっているようです。
しかし、初めての「ホメオパシー歯科治療」入門書と呼べる本書では、ホメオパシー療法による虫歯予防・治療・アフターケアのそれぞれについて、具体的に説明されていますから、これからは違った『常識』が生まれるかもしれません。
本書ではさらに、フッ素の毒性に関する解説、歯科治療の不安に対するホメオパシーでの対策など、きわめて重要ですぐに役立つ内容が盛り込まれています。このテキストを読まれた方は、ぜひ本書で説明されている虫歯予防の知識を現実に活かし、また歯科治療に対する不安をやわらげ、歯科治療をより快適なものにしてください。
特に、子供さんの虫歯予防について詳しく解説されていますので、小さなお子さんをもつお母さん、お父さんに、ぜひ利用していただきたいところです。

<本書の構成-主なもの>

・ホメオパシーによるカリエス(虫歯)予防
・フッ素の話、いかにして信じられないような話を信用できるようにしたか?
・どのように歯科医の治療に対する不安に打ち勝つか?
・外科手術
・局所麻酔時のホメオパシー剤


★本書は在庫ありです。BOOKSコーナーの「ホメオパシー出版の書籍取り扱い書店」でお求めになるか、Web書店でご購入ください。また、東京(渋谷区初台・代々木上原<本社内>)・大阪(吹田市垂水町)・福岡(中央区平和)のホメオパシーブックスをご利用ください。


●由井寅子のホメオパシー入門 <ホメオパシー講演録T>

 由井寅子 著(ホメオパシー出版刊) 既刊 税込定価 1,050円

本書は2005年4月に発売され、初めてホメオパシーを知ろうとする方々に好評を博しましたが、今回増刷されました。まさに、ホメオパシー入門書の決定版と呼べる解りやすい内容。
ホメオパシーの啓蒙に大きく貢献している、ホメオパシー博士・由井寅子先生の一般講演を収録したものです。
ホメオパシーの五大原理を図解付きで分かりやすく説明。この一般講演の内容と質疑応答が収録されるとともに、会場で使われたイラストや、本書だけで見ることができる「マヤズム顔面図?」も掲載されています。
美術に造詣の深いトラコ先生のイラストは、「ホメオパシー in Japan <第3版>」でも強烈なパワーで読者に迫っていますが、本書でも十分に威力を発揮しています。また巻末に、サミュエル・ハーネマン略伝などが付録として収められています。
本書は特に、これまでトラコ先生の一般講演に参加するチャンスがなかった方、お住まいの関係で講演会に出席できない方、ホメオパシーの本を読んだけれどよくわからなかったという方に、ズバリお薦めです。さらにまた、東洋医学・中医学、アーユルヴェーダ、アロマテラピーなど、さまざまな代替療法に関心を持っている方にも、ぜひ読んでいただきたい一冊です。
B6版の136頁という小さな本ですから、半日もあれば読み切れます。持ち歩いても邪魔になりません。
とにかく、ホメオパシーの「基本中のキホン」を知りたい方には、現在のところ本書以外に日本語の書籍はないといっても過言ではないでしょう。
お勧めの一冊!

[本書の構成]
1. なぜ今、ホメオパシーが必要なの?
2. ホメオパシーはどうして効くの?
3. ホメオパシーはどのようにして生まれたの?
4. レメディーは気づきを与えるだけ
5. 治癒の方向性
6. マヤズムとは?
7. 質疑応答/サミュエル・ハーネマン略伝/ミニミニ・マテリア・メディカ


★本書は在庫ありです。BOOKSコーナーの「ホメオパシー出版の書籍取り扱い書店」でお求めになるか、web書店でご購入ください。また、東京(渋谷区初台・代々木上原<本社内>)・大阪(吹田市垂水町)・福岡(中央区平和)のホメオパシーブックスをご利用ください。


●ホメオパシー出版  http://homoeopathy-books.co.jp/


■ホメオパシー出版の<売れ筋>ご案内■

2005年4月〜2005年9月期:出荷ベースのベスト10  

1位「ホメオパシー in Japan <第3版> 基本36レメディー」
2位「ホメオパシー講演録T 由井寅子のホメオパシー入門」
3位「由井寅子のホメオパシーガイドブックB キッズ・トラウマ <第3版>」
4位「ベイリー・フラワーエッセンス・ハンドブック」
5位「由井寅子のホメオパシーガイドブックD バイタル・エレメント <第2版>」
6位「心と体を癒すホメオパシー <ロンドンからレメディーをひとビン-を含む復刻合本>」
7位「子供にもわかるホメオパシー」
8位「由井寅子のホメオパシーガイドブックAバース(出産)」
9位「実用ホメオパシー <医師のホメオパスによる自己治療のための安全なガイド>」
10位「ホメオパシーとミネラル」


◆Web書店での「治療学・ホメオパシー」関連本の売上順位[10/2日時点]
 
(表示価格は税込価格)

【アマゾン】ジャンル>ホメオパシー (全53点)

1位「ホメオパシー in Japan <第3版> 基本36レメディー」(ホメオパシー出版刊)1,575円
2位「由井寅子のホメオパシーガイドブックB キッズ・トラウマ <第4版>」(ホメオパシー出版刊)1,680円
3位「ホメオパシー -セルフケアBOOK-」(新星出版社刊)1,575円
4位「ペットのためのホメオパシー <ペットオーナーと専門家のための理論と実践>」(ホメオパシー出版刊)2,940円
5位「由井寅子のホメオパシーガイドブックAバース(出産)」(ホメオパシー出版刊)1,470円
6位「由井寅子のホメオパシーガイドブックD バイタル・エレメント <第2版>」(ホメオパシー出版刊)1,575円
7位「ホメオパシーハンドブック」(MEDIC MEDIA刊)998円
8位「癒しのホメオパシー」(地湧社刊)2,940円
9位「ホメオパシー入門 -オールカラービジュアルガイド-」(産調出版刊)1,995円
10位「海外ホメオパス講義録A トレバーガン 予防接種は有効か?」(ホメオパシー出版刊)1,470円
11位「実用ホメオパシー <医師のホメオパスによる自己治療のための安全なガイド>」(ホメオパシー出版刊)1,785円
12位「ホメオパシー講演録T 由井寅子のホメオパシー入門」(ホメオパシー出版刊)1,050円
13位「ホメオパシーとミネラル」(ホメオパシー出版刊)3,150円
14位「子供にもわかるホメオパシー」(ホメオパシー出版刊)1,050円
15位「ヴィソルカス教授のクラシカルホメオパシー <新しい時代の医学>」(アルマット刊)2,100円


【楽天ブックス】ジャンル>ホメオパシー (全53点)

1位「ホメオパシー in Japan <第3版> 基本36レメディー」(ホメオパシー出版刊)1,575円
2位「由井寅子のホメオパシーガイドブックB キッズ・トラウマ <改訂第3版>」(ホメオパシー出版刊)1,680円
3位「ホメオパシー講演録T 由井寅子のホメオパシー入門」(ホメオパシー出版刊)1,050円
4位「ペットのためのホメオパシー <ペットオーナーと専門家のための理論と実践>」(ホメオパシー出版刊)2,940円
5位「由井寅子のホメオパシーガイドブックAバース(出産)」(ホメオパシー出版刊)1,470円
6位「実用ホメオパシー <医師のホメオパスによる自己治療のための安全なガイド>」(ホメオパシー出版刊)1,785円
7位「ホメオパシー入門 -オールカラービジュアルガイド-」(産調出版刊)1,995円
8位「ホメオパシー -セルフケアBOOK-」(新星出版社刊)1,575円
9位「心と体を癒すホメオパシー <ロンドンからレメディーをひとビン-を含む復刻合本>」(ホメオパシー出版刊)1,365円
10位「スピリット・オブ・ホメオパシック・レメディー <改訂版> 愛の第三次元から洞察されたホメオパシーレメディーの本質」(ホメオパシー出版刊)3,780円
11位「レメディーノートT<改訂版>」(ホメオパシー出版)2,100円
12位「ベイリー・フラワーエッセンス・ハンドブック」(ホメオパシー出版刊)1,260円
13位「ホメオパシーとミネラル」(ホメオパシー出版刊)3,150円
14位「ホメオパシーハンドブック」(MEDIC MEDIA刊)998円
15位「人生の道 ホメオパシー <人体の象徴&人生の段階におけるホメオパシックレメディー>」(ホメオパシー出版)2,100円


【セブンアンドワイ】ジャンル>臨床医学一般>治療学一般 (全510点)

1位「ホメオパシー講演録T 由井寅子のホメオパシー入門」(ホメオパシー出版刊)1,050円
2位「ベイリー・フラワーエッセンス・ハンドブック」(ホメオパシー出版刊)1,260円
3位「由井寅子のホメオパシーガイドブックD バイタル・エレメント <第2版>」(ホメオパシー出版刊)1,575円
4位「今月の治療 第13巻第10号 <症例とQ&Aで学ぶ肝炎>」(総合医学社刊)2,415円
5位「臨床実習・内科研修のための診察の仕方と問題解決ハンドブック <改訂第4版>」(南江堂刊)4,935円
6位「今月の治療 第13巻第9号 <症例とQ&Aで学ぶ咳と痰の診療>」(総合医学社刊)2,415円
7位「今日の移植 Vol.18 No.4」(日本医学館刊)2,000円
8位「今月の治療第13巻第8号 <症例とQ&Aで学ぶ抗不安薬の使い方>」(総合医学社刊)2,415円 
9位「ペットのためのホメオパシー <ペットオーナーと専門家のための理論と実践>」(ホメオパシー出版刊)2,940円
10位「当直医実戦マニュアル <改訂第4版>」(南江堂刊)5,145円
11位「今月の治療第13巻6/7号 <症例とQ&Aで学ぶ高脂血症>」(総合医学社刊)4,830円 
12位「今日の移植 Vol.18 No.3」(日本医学館刊)2,000円
13位「ホメオパシーとミネラル」(ホメオパシー出版刊)3,150円
14位「今月の治療第13巻第5号 <症例とQ&Aで学ぶ頭痛>」(総合医学社刊)2,415円 
15位「一目でわかる輸血 <第2版>」(メディカル・サイエンス・インターナショナル刊)3,045円


◇美と歴史にふれる◇


●プーシキン美術館展 -シチューキン・モロゾフ・コレクション-

平成17年10月22日(土)から12月18日(日)まで 東京都美術館:企画展示室にて開催

住所:東京都台東区上野公園8−36
アクセス:JR上野駅「公園口」より 徒歩約7分
    :東京メトロ上野駅、京成電鉄上野駅下車 徒歩約10分
 ※駐車場はありません。ただし、身障者用の車の場合は、事前に連絡してください。

開廊時間:午前9時〜午後5時(入室は閉室30分前まで)
休館日:毎週月曜日

本展ではフランス近代絵画の名作、特に印象派の画家の作品がたくさん展示されます。ですから、ロシアの詩人・プーシキンとは、本展の内容はあまり関係ないのです。  
もともとプーシキン美術館というのは、大詩人プーシキンの生誕100周年を記念して、特別に命名されたということです。美術館に文学畑の人物の名が冠せられるほど、この詩人がロシア人に敬愛されているということでしょう。
ちなみに、プーシキン(1799〜1837)は詩人であると同時に小説家・劇作家であり、ロシア近代文学を確立した人物と言われます。また、決闘によってその生涯を閉じたという、実生活では、いかにもロシア貴族のスノッブな一面をもった人でした。
さて本展では、フランス美術なかでも近代絵画の分野で名高い作品・・・マティスやモネ、ルノワール、セザンヌ、ピカソ、アンリ・ルソーなどの作品が展示されます。しかしなぜ、ロシアの美術館にこれらの逸品が収集されているのか?

ちなみに、世界の三大美術館の一つとして名高いエルミタージュ美術館(サンクト・ペテルブルク市)は、有名なロシアの女帝・エカテリーナ2世のコレクションを基礎に、膨大な数の西欧の美術品を収集しています。
これに対してプーシキン美術館は、ロシア帝政時代の二大コレクターと言われるシチューキン、モロゾフ両氏のコレクションを受け継いでいるのです。この二人は、パリでフランス近代絵画を熱心に収集したロシア人実業家なのです。
このように、大実業家が芸術作品を収集するのは世界的に共通したことで、日本にも「出光コレクション」や「松方コレクション」などがあります(松方幸次郎氏は川崎造船所社長を努めた人。東京の国立西洋美術館は松方氏のコレクションをもとに創立されたのです)。

○シチューキン氏はマティスやピカソが好きだったようで、それに対して、モロゾフ氏はセザンヌやボナールを好んだということです。彼らは、当時の印象派作家の作品だけではなく、まだ評価も確立していなかったフォービスムやキュビスムの作品までしっかり見定めていたのです。その後の1917年のロシア革命によって、この二人のコレクションは国有財産となり、1948年にはプーシキン美術館とエルミタージュ美術館とに(モスクワとサンクト・ペテルブルクに)二分されました。

<参考サイト>

本展のホームページ
http://www.asahi.com/pushkin/

プーシキン国立美術館(英語・ロシア語)
http://www.museum.ru/gmii/


●出光コレクションによるルオー展

平成17年10月8日(土)から11月27日(日)

住所:岩手県盛岡市本宮字松幅12−3
アクセス:JR盛岡駅から岩手県交通バス・アイスアリーナ線「先人記念館」行き乗車、「県立美術館前」下車。または、盛南ループ『200』乗車、「アイスアリーナ前」下車
    :タクシーで約10分

開館時間:午前10時〜午後7時(入館は午後6時30分まで)
休館日:月曜日

ジョルジュ・ルオー(1871〜1958)は、主に宗教画で有名な人です。ルオーはパリの職人の子として生まれ、その後ステンドグラス職人に弟子入りします。しかし職人修業のかたわら、装飾美術学校の夜学にも通うのです。
非常に向学心の強い青年だったのでしょう。やがて画家を志すこととなり、エコール・デ・ボザール(国立美術学校)へ入学。ここでマティスらと同期となります(ラッキーです)。
そして、この学校でルオーやマティスらの指導に当たっていた人物が「象徴派の巨匠」と言われるギュスターヴ・モローでした。

ルオーは《孤高の画家》と呼ばれるように、自分のテーマを終生追い続けた人です。敬虔なカトリック教徒であった彼の画題は、イエス・キリストや聖書の場面を描いたものが多く、道化やサーカス芸人、娼婦などの社会の底辺で生きる人々も対象になりました。
また、彼は版画家としても傑出した一人であり、版画集『ミセレーレ』などが知られています。

☆山梨県北杜市長坂町の「清春芸術村」には、ルオー礼拝堂があります(下記サイト参照)。


【関連のイベント】

■記念講演会:ルオーと私
 講師:野見山暁冶氏(画家)
 日時:11月6日(日) 14時〜15時30分 場所:ホール(先着、聴講無料)

■講座:ルオーの連作、『ミセレーレ』と『受難』
 講師:安井裕雄(岩手県立美術館専門学芸員)
 日時:11月19日(土) 14時〜15時30分 場所:ホール(先着、聴講無料)

■ギャラリートーク(担当学芸員が作品解説を行います)
 日時:10月21日(金)、11月4日(金)、11月5日(土)、11月18日(金) 各14時から
    11月25日(金) 18時から 
 ※参加無料ですが、本展観覧券が必要です。 当日直接、企画展示室にお越しください。


<参考サイト>

岩手県立美術館
http://www.ima.or.jp/index2.html

清春芸術村
http://www.galerie-yoshii.com/index.htm

【清春芸術村】:JR中央線:長坂駅下車、タクシー(バス)約5分、徒歩約25分
        :小淵沢駅下車、タクシー(バス)約10分
   


●北斎展

平成17年10月25日(火)〜12月4日(日) まで 東京国立博物館・平成館にて開催

住所:東京都台東区上野公園13-9
アクセス:JR上野駅「公園口」・鶯谷駅より 徒歩約10分
    :東京メトロ上野駅・根津駅、京成電鉄京成上野駅より 徒歩約15分

Tel:03-5777-8600(ハローダイヤル)

開館時間:午前9時30分〜午後5時(毎週金曜日は、午後8時まで開館。入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日

葛飾北斎は超有名人です。もちろん、江戸時代後期に活躍した浮世絵師です。
ところで今、北斎の代表作というと『神奈川沖浪裏』だと思います。いろいろなポスターなどで使われたり(使っていいのか?)して、もう本当に有名な画(版画)と言えます。
富士山を遠くに望みながら、砕ける荒波のなかに舟が・・・という作品ですが、これは、米国・メトロポリタン美術館所蔵なのです。
また『冨嶽三十六景』の風景版画も有名で、人気があります。広重の『東海道五十三次続絵』とならんで、誰にも親しまれている作品群だと思われます。

さて、浮世絵というと、もうほとんど海外のコレクターの手に渡っているような感がありますが、実際はどうなんでしょうか?
とにかく今回は、大英博物館、ボストン美術館、メトロポリタン美術館などなど、国内外の美術館・個人コレクターの協力によって、500点もの作品が出品されます。
また本展覧会では、長寿を全うした北斎の画業を6つの時代に分類して展示し、その軌跡を辿るという工夫がされています。これほどの作品が集められるのは、○○年に一度かもしれません。
いろいろな国の美術館を渡り歩くこともなく葛飾北斎を堪能できる「この機会」をぜひ、お見逃しなく。

<参考サイト> 東京国立博物館
http://www.tnm.go.jp/jp/servlet/Con?pageId=X00/processId=00

 

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