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ドラコ先生inロンドン
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■第5回 トラコ先生、ホメオパシーを学ぶ決心をする!

○今回は、トラコ先生が英国でホメオパシーの勉強を始めるときのことをお聞きします。今回も、ずばり本音で語っていただきます。なおインタビューは、ホメオパシー出版編集部で担当しました。

◇こころを揺り動かすホメオパシー

編集部
前回お聞きした話では、トラコ先生はついに、ホメオパシーのおかげで潰瘍性大腸炎の苦しみから脱することができました。でも、なんだかウツ状態のような感じにもなって、いろいろ人生のことを考え始めたということでしたね。

トラコ先生
そうですね。なにしろ、それまでの人生は、33歳だか34歳になるまで走り続けていたんです。何でも自分でやって、親からもあまりいろいろ教わることがなかった。東京に出て来て、ドラマ制作の現場。ロンドンでは報道の現場ですから・・・。

編集部
何も考えたりする時間の余裕はなかったのでしょうか?

トラコ先生
ないですよ、まったく。とにかく前へ前へと進むだけでね、人生がどうのこうのなんて思わなかったですね。私は自分の力でガンガン稼いでやると、いつも思っていましたから。でも、報道の現場にいれば、いろいろ見ることになる。死んだ人も見るしね、悲惨な死に方を。そんな経験が続いたなかで、潰瘍性大腸炎になったわけですよ。

編集部
そうですか。それで、ホメオパスにもらったレメディーを摂って、病気が治って行くなかでいろいろ考え初めて、人生観が変化して行ったのでしょうか?

トラコ先生
まあ、昔のこととかも考えましたよ、親のこととか。もちろん、自分のことも。何かムラムラ怒りが湧いてきたり、自分に自信がもてなくなって来たり、もう初めての体験でしたね。

編集部
すると、ホメオパシーというのは単に癒してくれるだけではないんですね。病気が治って、気持ちが良くなるだけのものではない・・・。

トラコ先生
そうですね。でもまあ、気持ちは楽になりますよね。こころが自然な状態になる。だけど、もっと言うと、自分が子供の頃に戻ったような、純粋になったような気がしました。

編集部
こどもの頃に戻るような?

トラコ先生
そうです。余計なものというか、人生を生きるなかで身につけてしまったいろいろな汚れというか、そういうものが消えて行った。不思議なことに、この私がボロボロ涙を流したり、弱くなったというか、鎧を脱ぐことができたというか・・・。

編集部
一種の精神治療というか、人間のピュアな部分を引き出すんでしょうか?

トラコ先生
そうですよね。だから、ホメオパシーはリフレクソロジーではなくて、医学の体系なんです。

編集部
ええ、そんな気がします。しかし、そういう経験をなさると人生観も変わるのでしょうね?

トラコ先生
とにかく不思議で、騙されたような感覚でしたよ。あんなに前を向いて猛烈に走って来た人生にも、なんだか自信がもてなくなった。こんな弱い自分というものに直面して、いろいろ考えざるを得なかったわけですよ。自然の美しさに突然気がついたり・・・。


◇またホメオパスに会いに行く

編集部
そうですか・・・。それで、そのときのホメオパスの先生には、その後は会われなかったんですか?

トラコ先生
いいえ。結局は、そのホメオパスのところに通うようになりました。それから2年間も。

編集部
また行かれたんですか? 潰瘍性大腸炎が治ったのに?

トラコ先生
病気は治りましたけどね。でも、なぜ治ったのかわからない。同時に、理解できなかったのは、自分のこころの変化ですね。どうしてこんな深い部分で、自分が揺り動かされたのか? なんだか気持ちが悪いような・・・。

編集部
それで、ホメオパスから離れられなくなった?

トラコ先生
そう、ホメオパシーの謎をもっと知りたいという気持ちがありましたから。ホメオパシーをまったく理解できないままで、結果オーライだけで喜ぶ気になれなかったんですね。

編集部
でも、2年間もそのホメオパスのところに通って、何を期待されていたんですか?

トラコ先生
自分のこころの深い部分を知りたいと言いますかね、からだより、こころの方を。


◇こころが壊れる時代のホメオパシーの価値

編集部
たしかに、こころの問題は大切ですね。子供たちの自閉とか、暴力とか。それに中高年男性の自殺とか・・・。

トラコ先生
そうなんですよ。今の日本の大きな問題は、人に忍耐がなくなっている。殺人や自殺。子殺し、親殺し。子供たちが本当に可哀想だ。

編集部
毎日、大きな殺人事件がありますからね。それも、特に惨忍な人が殺人者になっているようでもないですね。

トラコ先生
そうでしょ。皆が忍耐力をなくしてます。

編集部
そうすると、レメディーが必要なのは、子供だけではなくて、大人も必要なんですね。

トラコ先生
そうですよ、インナーチャイルドの問題とかね。私も「キッズ・トラウマ」というガイド書を出してますが、大人にもホメオパシーが大切です。

編集部
英国では、多くの大人の方もホメオパスにかかっているらしいですね。

トラコ先生
それはもう、ファミリードクターのような感じですから。

編集部
たしかに、いろいろと立ち入った質問をされるわけですから、気に入ったホメオパスでないと嫌ですね。

トラコ先生
そういうことですね。決まったホメオパスをもちますね。

編集部
そうですか・・・。さて、今回の整理をすると、トラコ先生は潰瘍性大腸炎の治療を機にホメオパシーに出会い、病気が治っただけでなくて、こころの深いところを突き動かされた。まさに、生き返ったような経験をされた。その後、そのホメオパスの先生のところに通い、ご自身もホメオパシーを学び始める決心をされたということですね。

トラコ先生
そうですね。どうしてもホメオパシーの謎を知りたい、そういう気持ちでした。

(次回は、トラコ先生に子供の問題をお聞きします)     

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