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食と健康
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◇都市と花粉◇

2004年の夏は過酷なものでした。東京でも40℃という地獄のような日がありましたが、おそらく屋外の陽の当たるところでは、42℃〜44℃程度あったはずです。
また花粉症との関連では、特に7月に雨が少なかったことで、2005年春の飛散量が早くから心配されていました。
いよいよ、1月からは具体的に対策を講じる必要があります。そして、花粉症は一種の都会病、生活環境悪化のシグナルでもありますから、今月は花粉症について扱うことにします。

花粉はアレルゲンの一つ

花粉症とは、よく知られるとおりアレルギー疾患、自己免疫疾患と呼ばれる病気に含まれます。
では、この「アレルギー疾患」とは何でしょうか?
もともと、人間のからだには、侵入する異物(ウイルス、細菌など)を取り除くためのシステムがあります。これが「免疫」と言われるシステムです。
免疫のシステムは、自己か非自己かを判別するものですから、花粉などの異物(非自己)を見つけると排除しようとします。
具体的な例を挙げれば、体内に入って来る異物(花粉症の場合は花粉)を鼻水で洗い流したり、くしゃみをすることで異物(花粉など)を外に吹き飛ばしたりするのは、この働きです。
アレルギー反応というのは、花粉などの異物の侵入に対して、この防御反応が過剰になるケースです。
これら「異物」のことを「抗原」または「アレルゲン」と言います。花粉以外にも、動物の毛だとか、ハウスダストも、アレルゲンになります。
また人によっては、いくつかの異物がまとまった場合にアレルギー反応するケースもあり、実はこういうケースが多いと考えられています。
とにかくこうして、アレルギー疾患の一つである「アレルギー性鼻炎」の1種類であって、アレルゲンが花粉であることから、一般に「花粉症」と呼ばれます。
さて、花粉症のアレルゲンとなる植物は、現在のところ、国内で40種類以上が報告されていて、特に多くの患者を生んでいるのはスギ花粉です。
他には、ヒノキ、イネ科植物、キク科の雑草(ブタクサなど)の花粉が主なものでしょう。
したがって、自分がどのアレルゲンに反応する体質であるのか、抗体検査をすることも大切です。

花粉だけで花粉症になるのか?

花粉症患者の半数以上がスギ花粉に対する抗体を持っていると思われ、当然、スギ花粉の飛散と共に、薬局や耳鼻科医院が込み合ってきます。
しかし、考えてみると、アレルギー反応の原因がスギ花粉だけなら、スギ林に近い田舎・地方ほど患者が多いはずです。
でも実際は、スギ花粉症患者の過半は都市部に住んでいます。
春の花粉飛散の時期に、仕事の都合などで大都市を離れ田舎で生活したら、花粉症の症状がずいぶん軽くてすんだ、そんな経験をした方も多いはずです。
これは、何かわけがありそうですね?
実は、花粉症などのアレルギー疾患の場合は、アレルギー体質の遺伝という面、生活環境という面(ハウスダスト、ディーゼルエンジンの排気ガスなど)、食生活面(化学調味料や食物汚染)など、さまざまな要素が複合的な発症要因を形成しているのではないか? そういう考え方が強くなっているようです。
なかでも、ディーゼルエンジンの排気ガスに関しては、かなりクロに近いという意見があります。
ですから、花粉に他のアレルゲンや誘発要因がプラスされて初めて、花粉症の発症になると考えた方が自然なのです。
そして、警戒しなければならないのは、去年までは大丈夫だった人でも今年はわからないという点です。
もし2月あたりになって、くしゃみが続いたり、目に痒みを感じたなら、花粉症を疑ってみましょう。

ホメオパシーの花粉症対策

花粉症患者のために多くの市販薬が店頭に並び、また処方薬でも、新タイプの抗アレルギー薬などが開発されています。
しかし、薬のせいで眠くなるとか、長期間服用するためにからだの調子が悪くなるといった不満が絶えないのも事実。そこで、漢方薬を試される方もいます。
でも、本当にどうすれば良いのでしょうか? 
ここで、ホメオパシーの方法をご紹介します。まず試してみては?

ホメオパシー療法で花粉症対策

花粉症を軽減するために、次のような対策をお勧めします(すべての方に効果があることを保証するものではありません)。
@肝じん要(かなめ)セットを摂る。
A毒だしの基本(朝Nux-v. 夜Sulph.)×7日間を摂る。
B浄化活性セットを摂る(肝じん要とNux-v.とSulph.を含む7種類の毒だしレメディーがセットになっています)
CスプリングKセット(朝、昼、夜の3本セット)を今から1ヶ月間摂る。花粉症の症状があるときは、随時摂るようにする。
D花粉症の症状がで出る前に、ホメオパスに相談して根本治療をする。
E症状があるときに、レメディーカード(ホメオパシー出版刊)に紹介されている「花粉症のレメディー」を症状別に摂ってみる(アリュームシーパー、ユーファラジア、アーセニカム、サバディラ、ナックスボミカ、ソーファー、ポースティーラ、ネイチュミュア)。
あるいは、スプリングKセットを摂る。

商品は、ホメオパシージャパンのホームページで確認してください。(HPで購入も可能です)
http://homoeopathy.co.jp/


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