ホメオパシーの手引き⑬放射能より農家へのアドバイス

3. 園芸家および園芸作物へのアドバイス

3.1 庭
放射性降下物で汚染された野菜はその下を耕されてはならない。なぜならそうすることで放射性粒子が根に届くからである。
こういう野菜は抜いてしまうか地面の高さで切ってしまうこと。それらの放射能の消耗度は低いので、たい肥の山に加えてはならない
放射性同位体を除去する最善の方法は庭の土の頂上3cmを取り除くことである。
こうすることによって最も肥沃な層がなくなってしまうが、有機園芸法(掘らない、根覆いなど)によって比較的早く置き換わる。これを行わないと土壌が何年も何十年も放射能を持ったままになる。
近年はリン酸カリを強化した人工肥料によって土壌が劣化してしまった。それらは水溶性カルシウム塩がより少ない。
植物が人工肥料や農薬や殺虫剤により弱まっており有機農法で育った植物よりも害虫のダメージや病気にずっと罹り易く、放射能の悪影響を清算する力が弱いことを信ずる理由がある。同様の事がヒトや動物にも当てはまる。
カリやリンを含む肥料を食品や飼料に使うことは自然の放射能物質をより多く取り込むようにし、それにより起こる体内放射線量を増やすことを招く。リン鉱石はウランを含み、その放射性崩壊は比較的高濃度のラジウム226のようなものを生成する。このような理由でリン鉱山同様肥料の生産物や倉庫が高い放射能の負荷を示すのである。
放射能を帯びてしまった我々の農地を将来的に耕すにあたって、有機園芸家や有機農家がはるか昔から知っていたいくつかのやり方がある。

もう掘り起こさない: この方法を取ることにより放射性粒子が土壌に伝播するのを防げる。

根覆いをする:これ以上掘らないならば、根覆いを推奨する。つまり、土の表面を分解可能な有機物で覆うのである。これにより土に重要ミネラルおよび微量ミネラルが豊富になり水分蒸発が少なくなり水の必要量が減る。新たに「死の灰」が降った場合は今までの根覆いを除去して新しい根覆いをしてやればよい。もちろん根覆いは放射能を帯びていないものに限る。樹皮や木材のチップは納屋に長期間保存が可能である。

・庭床には石灰、サンゴと藻の石灰、 primary rock の粉末または玄武岩粉末、それと木灰とを施して植物がセシウムとストロンチウムを吸収するのを最小限に抑えねばならないだろう。木灰の主要素はカリであり、植物にとってセシウムに代わるものとして与えられる。

・カラシナは生育するかもしれないが、土壌からたった一つだけ放射性物質(ヨウ素)を取り込む。だが、15cmから20cmの高さの植物はたい肥の山には向かないことを理解すべきである。

植物が生来授かっている知性は宇宙の知性の一部であるから、人間がホメオパシーのレメディーやチャクラのフラワー・エッセンスを与えて助けることが可能である。
動物にもレメディーを与えることができる。特に牛。
4〜6週間毎に一度、200Cから1Mのポーテンシーで植物に与えるべき最重要なホメオパシーのレメディーはRadium bromatum(Rad-br.)である。
調剤:じょうろに2〜3滴を入れて勢いよくかき混ぜ、庭全体にくまなくスプレーする。この際水やりができるかどうかは問題ではない。どの植物にも軽くスプレーすればいいだけである。最初は3日から7日毎に繰り返し、その後は2週間から4週間に一度施す。放射性降下物の量が多い場合は毎日行う。

編集部注
放射性物質を植物で除去する研究があります。ひまわりがセシウム137を根に、ストロンチウム90を花に効率良く吸収することがわかっています。こうした植物が持つ能力を環境修復に利用する方法をファイトレメディエーションといい、近年注目を集めています。
ひまわりで放射性物質を短期間(20日間?)で95%以上も除去できるとか。放射性セシウムやストロンチウムを吸い上げたひまわりは、厳重な管理のもとで焼却し、灰は放射能物質としてやはり厳重にタンクで管理し続ける必要があります。



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