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面白本と美術館・博物館
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◇本を読んで賢くなる◇

このコーナーは、みなさんに「こんな本を読んだらどうか?」というおせっかいな記事を掲載します。ジャンルには特にこだわらず、新刊・既刊にもこだわらず、本屋さんに行けば手に入る本、図書館で借りることができる本を取り上げます。

「きれい好き」が免疫力を落とす

 藤田紘一郎著 (講談社刊・講談社+α文庫)新刊 税込価格 680円

テレビや雑誌でおなじみの著者・藤田先生は、自分のお腹のなかでペットを飼っている人です。そのペットはサナダムシという「ムシ」ですが、けっこう大きい「ムシ」です。それに、サナダムシは寄生虫と呼ばれる「ムシ」で、藤田先生が食べたものの栄養分を、先生の腸のなかで「横取り」している、あまり可愛くない「ムシ」なんです。
でも藤田先生は、この「ムシ」にキヨミちゃんという名前までつけました。また先生は、世間では「寄生虫博士」とか「カイチュウ博士」とか呼ばれる有名人で、それで本を書いたり講演会で話したり、NHKの教育番組で講師をしたりするわけですから、キヨミは商売の種にもなっているのです。
しかし、れっきとした国立大学の教員(東京医科歯科大学・大学院教授)である藤田先生が、単に商売のために「ムシ」を飼うはずもありません。先生はまさに、自分のからだを使って学問研究に取り組んでいるのです。
だいたい最近の日本人は、偏執的清潔病、清潔フェチと言いたくなるほど、汚いものを嫌います。まあ世間には『それで健康長寿を実現しているのだから何が悪い!』と、そう言われる方もおられるでしょう。
しかし、異常な清潔志向が新しい病気、特にアレルギー疾患を蔓延させているとしたら…、それでも清潔が善であると断言できるでしょうか? 結局なにごとも、ものごとには程度が大切なのです。今の日本では、清潔という概念が肥大化してしまって、国際基準から見ると異様な状態になってしまっているようです。
藤田先生も「きれいにしすぎると、身体や精神までも弱くなる。寄生虫がお腹にいれば免疫力がアップする。さらにダイエットにもなる」と主張してきました。実際に欧米では、ダイエットのためにファッションモデルが寄生虫を「お腹に飼った」とかいう話もあるらしいです。
『清潔』好きで『無菌』好きの日本人は、世界のどこに行っても食中毒や感染症に怯えなければならないのが現実です。まさに、日本という国そのものが、もう世界から隔離された部屋のようになっているのでしょう。免疫抑制剤を投与された患者がいる部屋のようであり、半導体工場の内部のようでもあります。
とにかく、微生物のすべてが悪さをするわけではありません。身体にとって必要な菌もあります。そういう菌まで殺して、自分の免疫力を落としてしまった私たち日本人。この本を読むと、いかに『常識』というものが「いい加減なもの」であるか、骨身に染みてわかります。ぜひご一読を!

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『血液サラサラ』のすべてがわかる本

  栗原 毅著 (小学館刊) 既刊 税込価格 1,260円

血液の流れが悪くなること、これはとても困ったことで、また危険なことでもあります。しかし、自分の血液の流れ方がどうなっているか、毎日気にすることもできません。
仮に悪い状態(すなわち、血液がドロドロ状態になること)でも、私たちはすぐ気づくことができそうにもありません。
でも幸いに、いろいろなところに『しるし』は出てくるようです。たとえば、肩こり、肌荒れ、からだのだるさ、冷え症などが、あなたがドロドロ血液になっている可能性を警告します。
さて、ドロドロ血液の正体ですが、そもそも『血がドロドロになる』とは、どういうことなのでしょうか? なんとなく、血液が濃くなってネバネバになるイメージがありますが、事実は違います。
本書でも47頁で「つまり、血液のサラサラやドロドロは、液体の濃度の濃い薄いのようなものを指すのではなく、血液を構成する成分の異常によって生じるのです。さらに、同じドロドロでも…(以下略)」と、ていねいに説明されています。
とにかく、血液がサラサラしていなければ、流れが悪くなることは誰でも理解できます。まして毛細血管のように細い部分では、ほとんど流れないようなこことだってあるかもしれません。
ご存じのように、心臓から送り出される新鮮な血液は、酸素、糖質などの栄養分、各種ホルモンなど、各組織が必要とする大切な材料を含んでいます。それが届かない場所が出てくると、そこはまさに「補給を断たれた前線基地」のような、とても苦しい立場になるわけです。
ですから、血液がドロドロになって流れにくくなると、肩こりなどの不調を引き起こし、あの恐ろしい動脈硬化につながる第一歩となるのです。そしてさらに、脳卒中や虚血性心疾患という致命的な病気に発展する可能性さえ出てきます。 最近では、中年以上の年齢層だけでなく若い層でも、食生活の乱れや運動不足、さまざまなストレスによって、肩こり、冷え性、生理不順などが見られるようです。
本書は極めて具体的な書き方がされていて、症例も豊富で読みやすいものです。年齢を超えて善男善女にお薦めします。

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未病を治そう―生活習慣病にならない中医学の知恵

 リュウ・イン著 (講談社刊・講談社現代新書) 既刊 税込価格 693円

『漢方』という言葉は知っているけれど『中医学』というのは聞いたことがない、そんな人もいるはずです。この『中医学』とは、すなわち中国の伝統医学のこと。でも、中国の伝統医学は『漢方医学』ではないのか? …そう考える方もおられるでしょう。
ただ単に漢方医学と言ってしまうと、本場の中国以外のところで、要するに「日本」で、独自に発展した漢方医学まで含まれてしまいます。また現在の中国でも、自国の伝統医学を表すのに『中医学』という名称が使われているのです。
さて中医学は、近代西洋医学とはまったく別の医学体系を持っています。そして、病気に対するアプローチも異なります。単純化して比較すると、近代西洋医学が「病因を排除する、原因菌を死滅させる」という方向であるのに対して、中医学では「病気にならないからだにする、免疫力を活かす」方向を採ります。
したがって、中医学は予防医学という側面を強く持ちます。また、近代西洋医学が普遍的な科学性を重んじる(個々の患者の体質にかかわらず、同じ病気には同じ処方が採られる)のに対して、中医学では個々の患者の体質を重視した処方を行います。
このように見てくると、西洋の伝統医学体系であるホメオパシーと通じるところもあるようです。
本書は、これまで『中医学』という言葉を聞いたこともなかった方でもすらすら読める入門書であると同時に、今現在自分のからだの不調が気になっている方にも役立つ内容になっています。ご一読をお薦めします。


<本書の目次構成>
第1章 未病とは
第2章 未病への科学的アプローチ
第3章 個性に対する未病治療
第4章 未病予防
第5章 これからの未病

★本書は在庫ありです。書店でお求めになるか、図書館で借りてください!


由井寅子のホメオパシー入門 <ホメオパシー講演録>
-2004年11月27日、ホメオパシー一般講演録-
 

(ホメオパシー出版刊)刊(4月上旬発売) 税込価格 1,050円

日本ホメオパシー界のリーダーである由井寅子氏が、1996年から始めた「ホメオパシー一般講演」は、多くの方がホメオパシーに初めて触れる機会として、現在も全国各地の会場で催されています。
ハーネマン生誕250周年記念・第1弾として発売される本書は、昨年11月に東京で行われた一般講演と質疑応答を収録、さらにサミュエル・ハーネマン略伝などが付録として収められています。
特に、由井氏の一般講演に参加するチャンスがなかった方、ホメオパシーの本を読んでみたけどよくわからなかったという方には、本書はずばりお薦めです。 さらにまた、東洋医学・中医学、アーユルヴェーダ、アロマテラピーなど、さまざまな代替療法に関心を持っているけど、いったいホメオパシーって何ですか? という方にもぜひ読んでいただきたい1冊です。
B6版の136頁という小さな本ですが、イラストも多く、本当に内容は濃い! ホメオパシーを知るためにまず必要なガイド書と言えます。

<本書の目次構成>
1.なぜ今、ホメオパシーが必要なの?
2.ホメオパシーはどうして効くの?
3.ホメオパシーはどのようにして生まれたの?
4.レメディーは気づきを与えるだけ
5.治癒の方向性
6.マヤズムとは?
7.質疑応答
付録1.サミュエル・ハーネマン略伝
付録2.ミニミニ・マテリア・メディカ
巻末<ホメオパシーインフォメーション>

★本書は4月上旬に発売されます。
BOOKSコーナーの「ホメオパシー出版の書籍取り扱い書店」でお求めになるか、web書店でご購入ください。

子供にもわかるホメオパシー  -ドイツの少年が書いたセルフメディケーションガイドブック-

ローベルト・ラトケ著 熊坂春樹訳/由井寅子監修 (ホメオパシー出版刊)刊 税込定価 1,050円

ホメオパシーというと、何か難しく聞こえるかもしれませんが、みなさんがちょっとしたケガをしたり、体調を崩したりしたときにも、ホメオパシー療法はすぐに役立つものです。 この本は、ドイツに住む少年が14歳のときに、同世代の少年少女にホメオパシーを使ってほしいという願いから出版されました。そしてドイツ国内で、子供から大人まで幅広い支持を得ることができました。 まさにセルフメディケーションのために生まれたとも言えるホメオパシー、副作用のない自然療法であるからこそ、こういうガイド書も生まれるわけです。

【監修者まえがき】
より抜粋:思春期の子供たちというものは、学校生活や生きることへのつらさが多くたいへんなときですが、ホメオパシーを使うことでとても楽になれるのに、この年代の若者が一番ホメオパシーと離れたところにいるように思います。 この本は、ドイツで多くの人々(少年少女から大人まで)の支持を得て、ホメオパシーの啓蒙とセルフケアにたいへん寄与していると聞いています。本書が日本においても、思春期の少年少女とホメオパシーをつなぐ架け橋となることを願っています。そして、日常遭遇する心や体の悩みを自分でホメオパシーを使って解決していく助けとなることを願っています。 そして本当につらいとき、苦しいときは、かかりつけのホメオパスに相談できる、そういう文化を日本で作れたらきっと素晴らしいと思うのです(監修者:由井寅子氏)。

★本書は在庫ありです。BOOKSコーナーの「ホメオパシー出版の書籍取り扱い書店」でお求めになるか、web書店でご購入ください。


予防接種は果たして有効か? −海外ホメオパスによるホメオパシー講義録A−

トレバー・ガン著 (ホメオパシー出版刊) 既刊 税込価格 1,470円

誰もが当然に「必要なもの」と思い込んできた予防接種ですが、今やその神話が急激に崩壊しつつあります。たとえばインフルエンザの予防接種に関しては、今年に入って「週刊文春1月20日号」でも記事が掲載されているとおり、場合によっては重大な副作用がある上、その有効性も明確に実証されていません。
た制度自体も、インフルエンザ予防接種の副作用と考えられる乳幼児の死亡事例を受け、1994年の予防接種法改正で「任意接種」に変更されました。
もともとインフルエンザに限らず、予防接種が引き起こすと見られる現代病は数多く、アトピー性皮膚炎、喘息などのアレルギー症、自閉症、慢性疾患、自己免疫不全…などとの関連を指摘する声が、これまでも挙げられて来ました。
本書では、英国気鋭のホメオパス、トレバー・ガン氏が<予防接種の問題点>を徹底的に解明。わかりやすい講義形式で、医学や薬学の専門知識がなくても読めるよう工夫されています。
子どもを持つ方には実に有益! また「物事の本質がやっとわかった」という読者の声も。モヤモヤが晴れる本でもあります。

★本書は在庫ありです。BOOKSコーナーの「ホメオパシー出版の書籍取り扱い書店」でお求めになるか、web書店でご購入ください。


Good Luck(グッドラック)

アレックス・ロビラ、フェルナンド・トリアス・デ・ペス著/田内 志文訳 ポプラ社刊 既刊 税込価格 1,000円

本書は、少し前にベストセラーになったものです。広い意味では、いわゆる自己啓発本に属するのでしょうが、成功したお金持ちの書いた「こうすれば儲かる」的な押し付けがましさはありません。
むしろ、常に「偶然の幸運」に頼りたくなる普通の人間に、幸運=グッドラックというものは、多くの場合「単なる偶然」ではもたらされないということを教える童話でしょう。
よく知られているように、昔の人が言っています−『笑う門には福きたる』と。この場合の「門」は、一家一門のことです。常に前向きに生きている一族には、福も寄ってくるという教えです。本書の登場人物でいうと、シドがそういうタイプでしょう。
これはすぐに読める、短い物語です。またこの物語は、特に目新しいことを教えているわけではありません。
ただ、どこの国でも『偶然の幸運』を当てにしながら生き、良い事がないと「俺には運がない」と言って一人で納得している人が多いことを伝えているようにも思われます。

★本書は在庫ありです。書店でお求めになるか、図書館で借りてください!

 

西の魔女が死んだ

梨木香歩著 (新潮社刊・新潮文庫) 既刊 税込価格 420円

主人公の少女「まい」は、おばあちゃんが大好きな中学生です。それまで優等生だったまいですが、中学に進学してから学校へ行くのがいやになってしまいました。心配したまいの母は、まいを英国出身のおばあちゃんに預けることにするのですが…。
思いもかけず始まったおばあちゃんとの共同生活のなかで、まいはおばあちゃんから「魔女の手ほどき」を受けることになったのです!
本当はすごい人間だったおばあちゃん、そして、生きる力も本物だった!
楽しく読めるけれど、考えさせられる、そんな1冊と言えます。

★本書は在庫ありです。書店でお求めになるか、図書館で借りてください!


ホメオパシー出版の<売れ筋>ご案内
■ 2005年1月〜2005年3月期:出荷ベースのベスト10
1位「ホメオパシー in Japan <第3版> 基本36レメディー」
2位「由井寅子のホメオパシーガイドブックB キッズ・トラウマ」
3位「実用ホメオパシー <医師のホメオパスによる自己治療のための安全なガイド>」
4位「由井寅子のホメオパシーガイドブックD バイタル・エレメント」
5位「レメディーカード -自分の健康を自分で守るために-」
6位「由井寅子のホメオパシーガイドブックA バース(出産)」
7位「海外ホメオパス講義録A トレバーガン 予防接種は有効か?」
8位「子供にもわかるホメオパシー」
9位「海外ジャーナル<季刊> ホメオパシック・リンクス(日本版)」
10位「人生の道・ホメオパシー」

●ホメオパシー出版  http://homoeopathy-books.co.jp/


Web書店での臨床・治療学・ホメオパシー関連本売上順位[3/27日時点]
(表示価格は税込価格) <amazon> =ジャンル:ホメオパシー=
1位「ホメオパシー in Japan <第3版> 基本36レメディー」(ホメオパシー出版刊)1575円
2位「ホメオパシー -セルフケアBOOK-」(新星出版社刊)1575円
3位「由井寅子のホメオパシーガイドブックD バイタル・エレメント」(ホメオパシー出版刊)1575円
4位「実用ホメオパシー <医師のホメオパスによる自己治療のための安全なガイド>」(ホメオパシー出版刊)1785円
5位「癒しのホメオパシー」(地湧社刊)2940円
6位「ホメオパシー入門 -オールカラービジュアルガイド-」(産調出版刊)


<セブンアンドワイ> =ジャンル:治療学一般=
1位「ホメオパシー in Japan <第3版> 基本36レメディー」(ホメオパシー出版刊)1575円
2位「05ガイドライン 外来診療」(日経メディカル刊)14700円
3位「今月の治療 第13巻第3号」(総合医学社刊)2415円
4位「今日の移植 Vol.18 No.1」(日本医学館刊)
5位「知っておくべき新しい診断理念」(日本医師会刊)1470円


<楽天ブックス> =ジャンル:臨床医学・診断・治療=
1位「BLSヘルスケアプロバイダー<日本語版>」(American Heart Assoc/中山書店刊)5145円
2位「今日の治療指針(2005年版)ポケット判 -私はこう治療している-」(医学書院刊)15000円
3位「薬剤師に必要な患者ケアの知識(Part2)」(じほう刊)2415円
4位「ホメオパシー in Japan <第3版> 基本36レメディー」(ホメオパシー出版刊)1575円
5位「日経DIクイズ(6)服薬指導・実践篇」(日経BP社/日経BP出版センター刊)4800円

◆紀伊国屋書店<和書・単行本/全店週刊ベストセラー>3月14日〜3月20日(表示価格は本体価格)
1位「これだけは知っておきたい個人情報保護」 岡村久道/鈴木正朝(日本経済新聞社刊)500円
2位「神秘の法」大川隆法(幸福の科学出版刊)1800円
3位「ダ・ヴィンチ・コ−ド 上」ダン・ブラウン/越前敏弥(角川書店刊)1800円
4位「ダ−リンの頭ン中」小栗左多里/トニ−・ラズロ(メディアファクトリ−刊)950円
5位「ダ・ヴィンチ・コ−ド 下」ダン・ブラウン/越前敏弥(角川書店刊)1800円
6位「ワルの知恵本」門昌央/人生の達人研究会(河出書房新社刊)476円
7位「Switch23−2」(スイッチ・パブリッシング刊)900円
8位「問題な日本語」北原保雄(大修館書店刊)800円
9位「何があっても大丈夫」櫻井よしこ(新潮社刊)1500円
10位「歯はウソをつかない」村津和正(三五館刊)1200円
11位「『愚直』論」樋口泰行(ダイヤモンド社刊)1600円
12位「さくら」西加奈子(小学館刊)1400円
13位「ファイナルファンタジ−11ヴァナ・ディ−ルワ−ルドリポ−ト version.050224」(スクウェア・エニックス刊)1886円
14位「川島隆太教授の脳を鍛える大人の計算ドリル」川島隆太(くもん出版刊)1000円
15位「天国で君に逢えたら」飯島夏樹(新潮社刊)1200円
16位「祝ケ−タイかいツ−! たまごっちプラスわくわく育て方ガイド」(講談社刊)660円
17位「パスワ−ド菩薩崎決戦」松原秀行/梶山直美(講談社刊)670円
18位「傘が首にかかってますけど」フクダカヨ(インフォバ−ン刊)1300円
19位「反自殺クラブ」石田衣良(文藝春秋刊)1524円
20位「あなた自身の社会」ア−ネ・リンドクウィスト/ヤン・ウェステル(新評論刊)2200円


美と歴史にふれる

恐竜博2005(The Dinosaur Expo 2005)−恐竜から鳥への進化
平成17年7月3日(日)まで国立科学博物館(東京・上野)にて開催

住所:東京都台東区上野公園7-20
アクセス:JR上野駅公園口から徒歩5分/東京メトロ銀座線・日比谷線各上野駅から徒歩10分/京成電鉄「京成上野」駅から徒歩10分
開館時間 午前9時〜午後5時(金曜日は午後8時、土・日・祝日は午後6時まで)
※入館は各閉館時間の30分前までです。
休館日:毎週月曜日(ただし、4月4日(月)、5月2日(月)は開館します)

この恐竜博では、かなり古い歴史にふれることができます。言うまでもなく、世界最大の恐竜(今のところ?)であるティラノサウルスの『スー』で有名になった恐竜博。恐竜はあいかわらず子供たちに人気ですが、今回は世界10か国の恐竜の化石、標本などが展示されます。
かつては6500万年前の隕石衝突で「絶滅した」と言われていた恐竜ですが、ここ数年にわかに「生き残りがいた」という説が有力になりました。その生き残った恐竜たちは、小型肉食恐竜から鳥へ進化したグループだと考えられています。また、その学説を支持する物的証拠として、中国の遼寧省で発見された化石群(毛がフサフサ生えた小型の恐竜化石)が注目されています。
ということで、この『アデランス型恐竜?』が恐竜と鳥類の接点にあるようなのですが、するとカラスも元は恐竜なのですね。
なお本恐竜博では、恐竜から鳥への進化を辿るかたちでの展示がされており、それも話題を呼びそうです。

※なお本展覧会は、東京・国立科学博物館での展示終了後、以下の順に国内を巡回する予定です。
・愛知県 <2005年日本国際博覧会:ささしまサテライト会場>
・大阪府 <大阪市立自然史博物館>(予定)
・福岡県 <北九州市いのちのたび博物館>

参考サイト 国立科学博物館サイト http://www.kahaku.go.jp/

シルクロードの仏たち展 平成17年7月3日(日)まで 
(財)平山郁夫シルクロード美術館にて開催

住所:山梨県北杜市長坂町小荒間2000-6(TEL:0551-32-0225)
アクセス:JR小海線:甲斐小泉駅下車ですぐ、JR中央本線:小淵沢駅よりタクシーで約10分、中央自動車道小淵沢インターより約20分、長坂インターより約15分
休館日:原則として火曜休館(電話でご確認ください)

主な展示予定作品:平山郁夫作品「仏教伝来」4月1日より5月8日まで展示。新作も展示される予定、ほか当館コレクション。

★詳細は当美術館の下記サイトでご確認ください。
現在、NHKテレビで『NHKスペシャル・新シルクロード』が放映されています。かつて25年前に同じNHK番組『シルクロード』シリーズを見て、強烈な印象を受けた方も多いと思います。 それまで「シルクロード」とは、歴史の授業で習うことはあっても、私たちにとって「中央アジアの砂漠の道」という、抽象的なイメージでしかなかったと思います。あるいは、受験勉強用の「歴史地図帳」に印刷されている、天山北路とか○○路という何本かの線でした。その「道」が、実にいきいきとカラー映像で目の前に広がり、西方の文明や騎馬民族が辿ったこん跡を目で確認できたのです。
ところでインドで生まれた仏教は、もともと偶像崇拝を禁止していました。その後ヘレニズム文化の影響を受け、仏陀を人の姿に表した、いわゆる『仏像』が制作されるようになったようです。そしてまず、その制作の場所となったのが、ガンダーラ地方(現在のパキスタン)でした。
こうして、仏陀像や菩薩・明王像などが続々と生まれ、仏教の広がりに伴って中央アジアへ中国へ、朝鮮半島へ日本へと、またチベット高原へ、東南アジア各地域へと、制作現場も広がったのです。
このとき、仏像の制作という新しいムーブメントが広がっていく上で、大きなルートの一つが当然シルクロードでした。仏様の顔つきも、道々それぞれの場所によって変化していったのは言うまでもありません。

【館長の挨拶】
シルクロードは東西文化を結んで網目状に伸び、沿道各地の文化を運んだ文化と民族交流を象徴する道です。幾多の歴史を目撃し、古代ロマンを育んだ道でもありました。そして日本画家平山郁夫がこよなく愛し、創作に打ち込んでまいりました題材の多くもシルクロードのものでした。平山郁夫とシルクロードの名を冠した当財団は、シルクロードにかかわるあらゆるものを対象とした研究のみならず、文化交流に寄与する所存です。身近なところから未来に繋がる文化交流の一端を担うため、微力ながら美術館を開くことになりました。
シルクロードの文化の一端に触れていただけるよう、平山郁夫作品のみならず、これまで35年以上にわたり蒐集してまいりました9,000点にのぼる収蔵品を順次展示してまいりますので、是非とも足を運んで見ていただきたいと思います。文化の相互理解も、ロマンも学問も実物を目の当たりにしてはじめて生命が吹き込まれるものと考えております。
来たりて見よ、この一言をご挨拶に代えさせていただきたいと思います。(館長:平山美知子)

平山郁夫シルクロード美術館のHPより転載

参考サイト 平山郁夫シルクロード美術館 http://www.silkroad-museum.jp/

フィレンツェ−芸術都市の誕生展
平成17年4月10日(日)まで  京都市美術館にて開催

住所:京都市左京区岡崎公園内(TEL:075-771-4107)
テレホンサービス(今月の展覧会案内):075-771-9900
アクセス:市バス=京都会館美術館前下車すぐ/京阪三条駅から5号/阪急四条河原町から5、32、46号/JR・近鉄京都駅から5、100号(チンチンバス)、地下鉄=東西線「東山駅」下車徒歩10分
開館時間:午前9時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日: 月曜日(ただし、3月21日は開館)

あまりに有名なイタリア・トスカーナ地方の都市・フィレンツェ。ルネサンス芸術の中心都市でもありました。 本展覧会では、このフィレンツェにおける芸術誕生の軌跡を、14〜16世紀の絵画や彫刻、建築や工芸など約100点の作品で堪能できます。 フィレンツェの「芸術を生み出す力」は何なのか? この都市の持つエネルギーの謎。また、職人たちの創造性、技、こうしたものが花開いて行くようすなど。人それぞれに、フィレンツェの魅力を追いかけることができます。

参考サイト 京都市美術館 http://www.city.kyoto.jp/bunshi/kmma/


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