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◇本を読んで賢くなる◇

このコーナーは、みなさんに「こんな本を読んだらどうか?」というおせっかいな記事を掲載します。ジャンルには特にこだわらず、新刊・既刊にもこだわらず、本屋さんに行けば手に入る本、図書館で借りることができる本を取り上げます。

●シャングリラ病原体(上・下)
ブライアン・フリーマントル 著 松本剛史 訳(新潮社刊・新潮社文庫)
既刊 税込定価(上)660円 (下)700円

本書は、スパイ小説の「チャーリーマフィン・シリーズ」などで有名な作家・フリーマントルが挑むサイエンス・フィクションです。ここ数年来、大きく取り上げられることの多い地球温暖化を背景にした「未知の病原菌」もので、フィクションとはいうものの、そこそこの「現実味」があるのが怖いところです。
ストーリーとしては、まず極地の研究者に急速な老化をもたらす奇病が発生し、それが各国の指導者を震撼させます。さらに、極地だけでなく世界中にその「未知の早老病」が広がるのです。人間だけでなく、鳥や海棲哺乳類も大量に犠牲になることから、空や海を移動する動物達が病原を媒介している可能性が出てきます。
これに対して、科学者たちは国際的な協力によって、その原因を突き止め、病気の進行をくい止める薬品を開発するため奮闘する・・・その過程がリアルに描かれます。
さて、前述した「現実味」の根拠ですが、たとえば次のような事実によって、すでに似たような状況が発生しているのです。

【地球温暖化によると考えられる異変の事実】
@1988年の4月頃から秋にかけ、北海でアザラシの大量死が発生しました。このとき死んだアザラシは、主にハイイロアザラシという種類で、最終的には18,000頭前後のアザラシが死んだとみられています。エリアとしては、英国からスウェーデンやデンマーク、オランダ、ドイツの海岸で、まさに大量のアザラシの死体が漂着したのです。海岸に流れ着いたのは死体だけでなく、肺を冒された瀕死の状態のアザラシも多かったといいます。また、生まれたばかりの子アザラシも多く含まれていたそうです。しかし、この大量死について、はっきりした原因は掴めていません。わかっているのは、地元で研究者によって解剖が行われ、アザラシの体のなかから多くの細菌やウイルスが見つかったこと、さらに肺の内部には正常な部分がほとんどなく、かなり重度の肺炎を患っていたこと、・・・などです。

A神秘の湖と言われ、最大水深が1,743メートルで世界で最も深い湖、そして透明度も世界一を誇るバイカル湖には、この湖にしかいない生物(固有種)がたくさん生息しています。しかし、この生き物たち(特に珍しいほ乳類=淡水に棲むバイカルアザラシ)に、最近になって生まれつきの奇形が目立っているそうです。・・・この深いバイカル湖の湖底には、先史時代からの堆積物が相当な層をなしていると考えられています。なぜなら、バイカル湖は2,000万〜3,000万年に誕生したと推測されるからです。この、途方もない時を経た湖(しかも、生態系として「閉鎖系」になっている)の生物に異変が起こっているのはなぜか? ・・・たしかに湖に面して、若干のパルプ工場がありますが、大工業地帯に隣接しているわけではありません。地球規模での環境変化が、バイカル湖周辺にも影響を与えたのではないでしょうか?

Bかつてエスキモーと呼ばれた「イヌイット」の人達は、主にアラスカやカナダ北部(ロシアやグリーンランドにも)に住んでいます。彼らはその極寒のなかで、寒冷地に生きる動物を相手に狩猟で生きてきたのです。しかし今、温暖化が彼らの生存をも脅かしつつあります。イヌイットの人達は、最大の二酸化炭素排出国である米国を相手にして(米国人権委員会に)人権侵害の申し立てをするようです。地球温暖化によって、北極圏ではそこまで深刻な変化が生じているということの証です。

<湖の寿命>
一般に、湖の寿命は数千年から数万年程度とみられます。なぜそう考えられるかと言うと、ふつうは、その湖に流れ込む河川からの「堆積物」によって、数千年程度で湖自体が埋め立てられてしまうからです。ただし、いろいろな条件がそろった場合、湖が10万年以上も存続することがあります(そうした湖は「古代湖」と呼ばれます)。
日本の琵琶湖も古代湖ですが、その歴史は400万〜600万年とみられ、最大水深も103.58メートルに過ぎません。なお、このような「古代湖」では、極めて長期間にわたって、その水域が存在するため、いわゆる固有種(特定地域の環境だけに適応して独自の進化を遂げた生物)による豊かな生態系がみられます。その意味でバイカル湖は、まさにシベリアの「ガラパゴス諸島」とも言えるのです。

この小説の始まり部分では、南極やアラスカ、そしてシベリアで、極地の研究に従事する人たちに謎の病気が発生し、彼らの多くがほんの数日で、まさに「あっ」という間に老衰死するという状況が描かれます。しかし、人間を数日で老化させる病気の原因がわかりません・・・誰にも打つ手がありません。
ただ、その病気が感染症と予想され、病原は『シャングリラ病原体』と名づけられます。
そこで、世界各国(米・英・仏・露)のトップクラスの学者が米国に集められ、対策チームが結成されます。ウイルス学の権威も、当然やってきます。しかし、この時点では、世界をパニックに巻き込まないよう、マスコミにはすべてが伏せられます。
チームの科学者たちは、犠牲者の遺体を解剖して調査を続けます。しかし、何体解剖しても、ウイルスや細菌のような病原体は発見されません。
それなら、何が原因なのか? 寄生虫なのか?
科学者達が行き詰まっていた最中に、大ニュースが飛び込んできます。それは・・・シベリア(バイカル湖の近く)で、新石器時代の人々の遺体(寒冷な気候のため、そのまま凍土のなかで保存されていた)が発見され、彼らの多くも不自然な早期老化で死んだ可能性が強いようなのです。しかし、同時に発見された子ども達は餓死したらしい、早期老化で死んだようすはない・・・。
対策チームは当然、急遽シベリアに調査に向かいます。そしてそこで、温暖化のために偶然露出した新石器時代のコロニーを目の当たりにし、先に南極やアラスカやシベリアで犠牲となった研究者達と同じような死に方をしている新石器人と対面するのです。
ところで、この小説は、対策チームの科学者たちをヒーローとして描いて、最後はすべてが解決の「大円団」というものではありません。むしろ、この世界的危機を自分の政治生命にプラスにしようとする政治家(特に米国大統領と英国の閣僚)の動きにむしろ比重が置かれている感じなのです。
このあたりはやはり、現実の政治の汚さ、民主主義の欠陥といったテーマにどうしても目がいってしまう、この著者の「個性」でもあります。しかし、どんな状況に対応するにも「次の選挙」との関連づけを最優先しなければならない政治家の現実は、まったく作者が描くとおりでしょう。
また、この小説には日本の地名もたくさん登場します。作者が来日したときに、あちこち歩き回ったのかな? ・・とも思われます。
何はともあれ、この小説の内容は現実に起こりうるもので、遠い世界の話ではないことは確実です。
東京湾などの海底には、かつて(たとえば江戸時代)のコレラ菌が眠っていると言われます。なぜ眠っているのか? ・・それは、菌が水温が低いために仮死状態になっているからです。これらが温暖化で「眠りから覚める」と、すなわち活性を獲得すると、どうなるのでしょうか?
今や、熱帯域の魚が房総沖まできている状況です。・・・日本列島がもはや「温帯域」ではなくなる日も近いのかもしれません。

<永久凍土とは?>
かなりよく耳にする言葉ですが、具体的には、少なくとも1年以上、二度の冬とその間の一度の夏を含む期間にわたり、温度が連続して零下(0°C以下)となっている土壌や岩盤のことです。
そして、それらがみられる地層のことを「永久凍土層」と呼びます。この「永久凍土層」は、やはり極地の近辺に広がっていて、北極を中心としたアラスカやカナダ北部、シベリアなど(およそ北緯45度以上の高緯度地域)と、南極大陸が代表的です。
そのアラスカやシベリアでは、永久凍土の「融解現象」が報告されています。これまで発見されなかったもの・・・マンモスの死体の一部が冷凍状態で出てくる・・・ことも起こりうるのでしょう。

<南極の氷は溶けている?!>
近年、京都議定書に関する報道などで、南極や北極の氷が溶けていることが何度も報じられました。しかし、そう言われても「・・・それはどの程度深刻なこと?」という感じもあります。そこで、南極の状況を知るための基礎知識の整理です。
南極の氷はいくつかに分類されます。たとえば、大陸の上にあるのが「氷床」です・・・南極大陸とは、その氷床(雪がどんどん積もって厚い氷の層になったものらしい)のずっーと下にある土や岩の大陸、その「氷床」が海上に突き出たのが「棚氷(たなごおり)」です。そして、氷床や棚氷が何らかの理由で(たとえば温暖化で溶解して)海に流れ出たら「氷山」になります。あのタイタニック号を沈めたのも氷山でした。
たとえば2003年10月、米国航空宇宙局(NASA)は、南極で巨大氷山が海に流れ出るようすをとらえた衛星写真を発表しました(ロス棚氷から分離)。この氷山は、幅32キロメートル・長さ200キロメートルといいます。日本の一つの県の大きさに匹敵する大規模な氷山の流出は、当然周辺の生態系に大きな影響を及ぼす可能性がありますし、海面の上昇にもつながります。 そして、南極だけでなく、北極やグリーンランドでも氷の溶解が進んでいるのです。

<メタンによる温室効果>
メタンガスというのは誰でも知っているものですが、実は永久凍土が溶け出すと、メタンが出てくるのです。このメタンは、単純なかたちの炭化水素ですが、強力な温室効果ガスでもあるのです。
ですから、極地や寒冷地の凍土が温暖化で融解すると、メタンなどの炭化水素が大量に大気中に放出されて、それが地球温暖化をより急激で破滅的なものにする可能性が強いのです。

参考サイト

Baikal Watch(バイカル・ウオッチ)国連NGO 英文
http://www.earthisland.org/project/viewProject.cfm?subSiteID=1

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●奪われし未来 <増補改訂版>
シーア・コルボーン、ジョン・ピーターソン・マイヤーズ、ダイアン・ダマノスキ 著、長尾 力・堀千恵子 翻訳(翔泳社刊) 既刊 税込定価 1,470円

本書は、いわゆる『環境ホルモン』を世に知らしめ、全世界に衝撃を与えたベストセラー(日本でも硬派専門書としては異例:20万部以上を売り上げた)の増補改訂版です。1997年の初版刊行時にはかなりマスコミでも紹介されましたが、2001年にこの「増補改訂版」が刊行されたことは、意外に知られていません。
今回改訂された内容は、原著者による「『奪われし未来』以後の世界」「未来を奪われないために」「おわりに」の3章追加と、わが国の「環境ホルモン学会」副会長による日本の現状に関しての解説が加えられたことです。これにより、初版に比べてさらに内容が厚くなっています。
ところで、この本はまさにレイチェル・カーソンの『沈黙の春』にも匹敵するインパクトを社会に与え続けているようです。もともと、カーソンの『沈黙の春』で取り上げられたのが、主に農薬汚染の問題であったのに対して、 この『奪われし未来』が扱っているのは、無数の人工化学物質によって引き起こされる諸問題で、カーソンの時代よりさらに深刻になった「未来」を予言しています。

<環境ホルモンとは?>
身体の外から侵入して内分泌作用をかく乱する化学物質のことを、一般に『環境ホルモン』と呼びますが、正確にいうと「内分泌かく乱化学物質」あるいは「外因性内分泌かく乱化学物質」という名称です。
日本でも、環境省が70種以上の化学物質を「内分泌かく乱」の作用が疑われるものとしてリストアップしています。これまでのところ、内外の調査研究によって、成年男子の精子の数が激減しつつあることなど、環境ホルモンが生殖機能に障害を与えている可能性が指摘されるとともに、悪性腫瘍などを引き起こす可能性も考えられています。
しかしながら、今や無数に近い種類があると思われる人工化学物質が、人体や地球上の生物にどういった影響を与えるのか、ほとんど解明されていないため、まさに、地球上の生きものすべてが実験台になっているというのが現実です。

ところで、著者の一人であるコルボーン博士は、インタビューでこう言っています。
『・・・若い女性は化学物質をできるだけ避けるべき・・・化学物質は、生きものの脂肪に蓄積される。そして、食物連鎖の頂点に近づくほどそれが濃縮されているので、脂肪分の多い肉(魚)は食べない方がいい。・・・食べ物をプラスチックの容器に入れて、電子レンジで温めるのもよくない』
最近は、化学物質ということでは「アスベスト」の被害が大きく報じられていますが、それはただ氷山の一角に過ぎないものです。本書をじっくり読み直して、もう一度自分のまわりの化学物質について考えをめぐらすことも有意義ではないでしょうか?

参考サイト

厚生労働省:医薬食品局審査管理課化学物質安全対策室 
内分泌かく乱化学物質ホームページ
http://www.nihs.go.jp/edc/edc.html

環境省:保健・化学物質対策のページ
http://www.env.go.jp/chemi/index.html

安全衛生情報センター(中央労働災害防止協会運営のサイト)
http://www.jaish.gr.jp/menu.html

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●ペットのためのホメオパシー
クリストファー・デイ著/由井寅子(日本語版監修)塚田幸三(訳)(ホメオパシー出版刊) 新刊 税込定価 2,940円

今、獣医師の方たちが注目しているホリスティック医学。なかでもホメオパシーは、長い伝統と治療実績を誇ります。そこで、ホメオパシーを学んだり、治療に取り入れる獣医師が増えていますが、本書はこうした方々のニーズに応えるため、単なる読み物ではなく、しっかりとした実務書となっています。
同時に本書は、長く待たれていた「小動物のホメオパシー治療」に関する「理論と実践」の書であることです。
具体的な病状が部位ごとに示され、それぞれのケースで用いられるレメディーが解説されますが、また部位ごとの説明に加えて、イヌ、ネコ、ウサギ、モルモット・・・など、個々の動物に特有の病気にも言及されています。
そして、若い動物と老いた動物が抱える問題、病気の予防、ホメオパシー療法と通常医学との関連、獣医師を呼ぶタイミング、(診察における)問診の方法などにも触れられています。
また本書は、家庭で自らペットの健康を守りたいという方にも役立ちます。私たちの愛しいペットであるイヌやネコ、ハムスターなどの身近な小動物達は、私たちにさまざまに体の不調を訴えます。彼らは、私たちと同様に生活環境の影響を受けやすく、食生活やストレスにも敏感です。
彼らがイライラしたり、ふさぎ込んだり、泣き喚いたりして、飼い主の意に沿わない行動や、問題行動を起こし、第三者に迷惑をかけることも少なくありませんから、こうしたとき、ホメオパシー治療で問題が解決できれば、飼い主にとっても幸せなことです。獣医師の方も、ペット愛好家の方も、ぜひ1冊!

【原著者の紹介】
原著者であるChristopher Day (クリストファー・デイ)氏は英国人。地方の開業獣医師としてスタートし、現在は英国オックスフォードシャー州で自然療法のリファラルセンターを運営しています。そして彼は、ファカルティー・オブ・ホメオパシー獣医学部長、英国ホメオパシー獣医師会名誉幹事でもあります。
さらにまた、国際獣医ホメオパシー協会の初代会長でもあり、同協会の英国代表を10年間も務めました。
付け加えるなら、著者は1972年に獣医ホメオパスの認定を受けて以来、ペットなど小動物だけでなく、馬などの家畜、動物園の動物たち、野生動物など、あらゆる種類の動物たちをホメオパシー療法で治療し、素晴らしい成果を上げました。
1980年代からは、鍼や薬草(ハーブ)療法なども取り入れ、またホメオパシーの研究と教育にも積極的に携わっています。海外での指導経験も豊富。

★本書は在庫ありです。BOOKSコーナーの「ホメオパシー出版の書籍取り扱い書店」でお求めになるか、web書店でご購入ください。


●出産とマヤズム <改訂版>
ハリー・ジー著/由井寅子監訳(ホメオパシー出版刊) 改訂新刊 税込定価 3,990円

2002年9月に初版が刊行された『出産とマヤズム』の新装改訂版です。全体として、初版に比べて訳が柔らかくなり、また装丁もハードカバーになっています。
さて本書は、「出産の行程は、人類がマヤズムを引き入れた行程を凝縮したものと同じである」という観点に立っています。
もともと出産は、生と死のサイクルを象徴していると考えられます。胎児にとっては、母親の子宮内はほとんど「パラダイス」です。ですから、出産の始まりは「パラダイスからの追放」で、すなわち「原罪」としての疥癬マヤズムに相当します。
しかし、これはまた「新しい生」の始まり、旅立ちでもあります。そして、子宮収縮の始まりから産道に至るまでの道のりは「生き残るための戦い」の始まりと終わり、すなわち淋病マヤズムです。そして、産道の通過は「死と再生」の通過儀礼、絶望と諦めが「新しい生」をもたらすのです。そしてこれは、梅毒マヤズムに相当します。
また妊娠中は、ホルモンによってバイタルフォース が活性化されて急性症状が出やすくなります。まして出産時の苦痛は、胎児に人類の記憶を呼び覚まさせ、再びマヤズムが刻み込まれます。妊婦は過去の自分(出生時の苦痛のトラウマ)を呼び覚ますと同時に、マヤズムを立ち上げるのです・・・。
マヤズムについての理解を深めるために、本書のご一読をお勧めします。

<本書の構成>
0. 序 文
1. 人間の無意識領域
2. 胎児期の体験とは何か
3. 出産の言語
4. 妊娠と出産の症状
5. Trillium pendulum:賢いフクロウ
6. 出産〜マヤズムに従ったガイド付きツアー  
   マヤズム以前の状態
   疥癬マヤズム −パラダイスからの追放
   疥癬から淋病マヤズムへの移行    
   淋病マヤズムから梅毒マヤズムへの移行
   梅毒マヤズム「死−再生の戦い」
   梅毒から急性への移行
   急性マヤズムと「死−再生の体験」
7. ヤズムと個々の過程
個性化以前
  出 発
  下 降
上 昇
調 和
8. 宇宙論的概説
9. マヤズムの芸術的表現
10. マヤズムに対する正しい見方

★本書は在庫ありです。BOOKSコーナーの「ホメオパシー出版の書籍取り扱い書店」でお求めになるか、web書店でご購入ください。


●ホメオパシー出版  http://homoeopathy-books.co.jp/


■ホメオパシー出版の<売れ筋>ご案内■

2005年3月〜2005年6月期:出荷ベースのベスト10  

1位「ホメオパシー in Japan <第3版> 基本36レメディー」
2位「ホメオパシー講演録T 由井寅子のホメオパシー入門」
3位「由井寅子のホメオパシーガイドブックB キッズ・トラウマ <第3版>」
4位「ベイリー・フラワーエッセンス・ハンドブック」
5位「由井寅子のホメオパシーガイドブックD バイタル・エレメント <第2版>」
6位「子供にもわかるホメオパシー」
7位「心と体を癒すホメオパシー <ロンドンからレメディーをひとビン-を含む復刻合本>」
8位「実用ホメオパシー <医師のホメオパスによる自己治療のための安全なガイド>」
9位「由井寅子のホメオパシーガイドブックAバース(出産)」
10位「ホメオパシーとミネラル」


◆Web書店での「治療学・ホメオパシー」関連本の売上順位[7/29日時点]

 
(表示価格は税込価格)

【セブンアンドワイ】ジャンル>ホメオパシー

1位「ペットのためのホメオパシー」(ホメオパシー出版刊)2,940円
2位「心と体を癒すホメオパシー <ロンドンからレメディーをひとビン-を含む復刻合本>」(ホメオパシー出版刊)1,365円
3位「ホメオパシー講演録T 由井寅子のホメオパシー入門」(ホメオパシー出版刊)1,050円
4位「由井寅子のホメオパシーガイドブックD バイタル・エレメント <第2版>」(ホメオパシー出版刊)1,575円
5位「ホメオパシー in Japan <第3版> 基本36レメディー」(ホメオパシー出版刊)1,575円
6位「ホメオパシー -セルフケアBOOK-」(新星出版社刊)1,575円
7位「魂の記憶 <宇宙はあなたのすべてを覚えている>」(日本教文社刊)1,600円
8位「犬と猫のための自然療法 <愛する動物の健康を考える>」(フレグランスジャーナル社刊)4,200円
9位「出産とマヤズム <改訂版>」(ホメオパシー出版刊)3,990円
10位「男たちの処方箋 <自分を変えるための38の方法>」(創英社刊)1,365円


【アマゾン】ジャンル>ホメオパシー

1位「ホメオパシー in Japan <第3版> 基本36レメディー」(ホメオパシー出版刊)1,575円
2位「由井寅子のホメオパシーガイドブックB キッズ・トラウマ <第4版>」(ホメオパシー出版刊)1,680円
3位「ホメオパシー -セルフケアBOOK-」(新星出版社刊)1,575円
4位「由井寅子のホメオパシーガイドブックD バイタル・エレメント <第2版>」(ホメオパシー出版刊)1,575円
5位「ホメオパシー入門 -オールカラービジュアルガイド-」(産調出版刊)1,995円
6位「海外ホメオパス講義録A トレバーガン 予防接種は有効か?」(ホメオパシー出版刊)1,470円
7位「癒しのホメオパシー」(地湧社刊)2,940円
8位「心と体を癒すホメオパシー <ロンドンからレメディーをひとビン-を含む復刻合本>」(ホメオパシー出版刊)1,365円
9位「ホメオパシー講演録T 由井寅子のホメオパシー入門」(ホメオパシー出版刊)1,050円
10位「ホメオパシー <わかりやすい62のマテリアメディカと症状別レメディー>」(産調出版刊)2,415円


【楽天ブックス】ジャンル>ホメオパシー

1位「由井寅子のホメオパシーガイドブックB キッズ・トラウマ <改訂第3版>」(ホメオパシー出版刊)1,680円
2位「ホメオパシー -セルフケアBOOK-」(新星出版社刊)1,575円
3位「由井寅子のホメオパシーガイドブックA バース(出産)」(ホメオパシー出版刊)1,470円
4位「ホメオパシー入門 -オールカラービジュアルガイド-」(産調出版刊)1,995円
5位「スピリット・オブ・ホメオパシック・レメディー <改訂版> 愛の第三次元から洞察されたホメオパシーレメディーの本質」(ホメオパシー出版刊)3,780円
6位「ホメオパシー講演録T 由井寅子のホメオパシー入門」(ホメオパシー出版刊)1,050円
7位「由井寅子のホメオパシーガイドブックD バイタル・エレメント <第2版>」(ホメオパシー出版刊)1,575円
8位「ベイリー・フラワーエッセンス ハンドブック」(ホメオパシー出版刊)1,260円
9位「心と体を癒すホメオパシー <ロンドンからレメディーをひとビン-を含む復刻合本>」(ホメオパシー出版刊)1,365円
10位「homoeopathyレメディーカード -自分の健康を自分で守るために-」(ホメオパシー出版刊)1,260円


◇美と歴史にふれる◇

●特別展『縄文VS弥生』

平成17年8月31日(水)まで 国立科学博物館(東京・上野)にて開催

住所:東京都台東区上野公園7−20
アクセス:JR上野駅公園口から徒歩5分/東京メトロ銀座線・日比谷線各上野駅から徒歩10分/京成電鉄「京成上野」駅から徒歩10分
開館時間 午前9時〜午後5時(金曜日は午後8時、土・日・祝日は午後6時まで)
※入館は各閉館時間の30分前までです。

休館日:本展開催中は無休です

誰でも知っている縄文人と弥生人。最初に日本列島に住んでいたのが縄文人で、後から入り込んできたのが弥生人・・・、今の日本人の多数派は弥生人の子孫で・・・しかし、具体的にどこがどう違うのかというと、はっきり説明できない人がほとんど。
本展は、近年の科学的研究の成果を踏まえた「夏休み向け」イベントという感じもありますが、面白い企画かもしれません。
さて、2003年に最新技術を用いて土器を調査したところ、弥生時代の始まりがこれまで考えられていたよりも500年程度早まる(紀元前10世紀あたり)という見解が、国立歴史民俗博物館から打ち出されました。
そうなると、縄文時代から弥生時代への「移行」が前倒しとなり、歴史研究者にも相当な驚きを与えることになります。

縄文から弥生への変化とは、人々の身体的特徴や生活文化にまで関するものです。江戸時代から明治時代への変化とは違います(身体的特徴の変化はない)。
そして、この大きな変化の主役とは、すなわち「弥生文化を作った人々」は、いかなる人間集団なのでしょうか?
ずっと昔から日本列島に住んでいた人々(縄文人)の子孫が中心なのか、徐々に大陸から移動してきた人々(いわゆる渡来人=弥生人?)の子孫が中心なのか?
本展では、こうした謎を解くための新しい切り口が見られるようです。そして「縄文」と「弥生」の新しいイメージが・・・。

参考サイト
国立科学博物館 http://www.kahaku.go.jp/


●ドレスデン国立美術館展-世界の鏡

平成17年月9月19日(月:祝日)まで 国立西洋美術館(東京・上野)にて開催

住所:東京都台東区上野公園7-7
アクセス:JR上野駅下車、公園口出口から徒歩1分
     京成電鉄上野駅下車、徒歩7分
     東京メトロ銀座線・日比谷線/上野駅下車 徒歩8分

開館時間:午前9時30分〜午後5時30分(金曜日は午後8時まで)入館は閉館30分前まで
休館日:毎週月曜日 ※7月18日、8月15日、9月19日は開館、7月19日(火)は休館

本年から来年(2006年)にかけて、国内各地で『日本におけるドイツ年 2005/2006』の日独交流イベントが行われます。本展覧会もその主要なプロジェクトの1つとして開催されています。
さてドレスデンは、東西統一前は東ドイツに属した都市であり、また第2次世界大戦の末期には、米英両国の爆撃機による無差別空襲を受けて壊滅した都市としても有名です。
しかしこの都市は、困難な分断の記憶や、あるいは悲しい戦火の歴史だけを背負っているわけではありません。実はドレスデンは、17世紀から18世紀にかけては、ザクセン公国の首都として最盛期を迎え、南欧や西欧などのヨーロッパ世界と、東方世界(トルコ、中国、日本など)をつなぐ、華やかな文化交流の場として大きな役割を果たした都市でした。
たしかにドレスデンは、地理的に見ても、ヨーロッパの東西、また南北のほぼ中央付近に位置して、さまざまな人や文化が行き来した場所であると想像できます。特に、オスマン朝=トルコが全盛を誇り、そのオスマン軍がウィーンを長期間包囲して、ザクセン地方のかなり近くまでイスラムの軍隊が押し寄せる状況が続きました。そういう歴史があるだけに、イスラム文化や東方文化の窓口として、ドレスデンは異国の芸術文化をのみ込む『エルベのフィレンツェ』とまでいわれる、成熟した都市になったのです。

<ドレスデン国立美術館とは?>
ドレスデン国立美術館は12部門からなり、規模・内容ともに世界有数の美術館の複合体です。あまりにも有名なツヴィンガー宮殿(バロック建築の傑作といわれます)のなかにあるのはアルテ・マイスター絵画館で、15〜18世紀の巨匠絵画が収められています。
また、自然科学の諸機器による数学物理学サロン、東アジアや有名なマイセン産の磁器の収集室、ドイツ・ロマン派をはじめとした19〜20世紀の絵画が集められたノイエ・マイスター絵画館、その他に宝飾品が収められた緑の丸天井宝物館なども有名。なお本展では、各部門から選りすぐりの約200点が紹介されています。

参考サイト

国立西洋美術館 http://www.nmwa.go.jp/index-j.html

展覧会 http://www.dresden-ex.jp/


●アール・デコ展-きらめくモダンの夢 カルティエ、ラリック・・・

平成17年9月4日(日)まで 福岡市美術館にて開催
住所:福岡市中央区大濠公園1−6
アクセス:地下鉄大濠公園駅から徒歩10分、同六本松駅から徒歩10分
開館時間:午前9時30分〜午後5時30分(入館は午後5時まで)
8月中は午後7時30分まで開館(入館は午後7時まで)※ただし日曜・祝日を除く
休館日:毎週月曜日(ただし月曜日が祝日の場合は、翌火曜日が休館)

「アール・ヌーボー」と「アール・デコ」の区別がつかない方は多いことと思います。この「アール・デコ」は、第1次世界大戦後の1920〜30年代に、フランスから欧米諸国に広がった生活デザイン様式のことです。今でもこのデザイン様式の影響は、さまざまな場所で目にすることができます。
この「アール・デコ」様式は、デザイン・美術・建築などの幅広い分野で展開され、その簡潔さや合理主義的な表現がとても特徴的です。19世紀末からの「アール・ヌーボー(新芸術)」が、植物の蔓(つる)や枝をイメージさせるような複雑な曲線表現で、また官能的な雰囲気をもつのとは対照的です。
そういう点で、「アール・デコ」は、芸術と産業が結びついた新しい時代のデザイン様式と言えるのかもしれません。
なお本展では、単純に作品を展示するだけではなく、エジプト・中国などの影響源などが紹介され、北米や日本など他の世界に伝播していった流れについても、テーマごとに分析されます。

参考サイト
福岡市美術館 http://www.fukuoka-art-museum.jp/index.html


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